“Mステ”新サブMC・弘中綾香アナインタビューPART2「一日も早く一人前のアナウンサーに！」

(「Mステ」新サブMC・弘中綾香アナインタビューPART1より続く)

――では、「ミュージックステーション」がほかの音楽番組と違うなと思うところは？

違いは生番組ということで、リアルタイムで見られること。また、美術・照明スタッフの皆さんがすごくこだわりを持って、1アーティストに1セット、曲にあったものを0から作りあげています。そういった、番組に関わるスタッフの皆さんのプロ意識が本当にすごいなと思います。自分が画面で見ているだけでは分からなかったのですが、実際に中に入ってみると、大勢の方があの1時間のために働いているんです。私はまだそういったプロ集団への仲間入りができていないので、いつか認めてもらえるように頑張りたいです！

――でも、初回は見ている限りでは堂々としてましたよ！

全くそんなことないです！(笑)。

――(早朝番組の)「はい！テレビ朝日です」より緊張してなかったような…。

そうかもしれません。隣にタモリさんがいらっしゃるというのが何よりも安心感がありますし、皆さん私が最初ということを知って、フォローしてくださったという部分もあります。スタッフの皆さんと事前にコミュニケーションを取っていたので、その分安心してできました。

――プロデューサーからは「こういう風にやって！」などの指示はあったのですか？

細かくは言われていません。でも、最初にこのお話を受けたとき「私がやって本当に大丈夫ですか？」って聞いたら「大丈夫、大丈夫。期待してないから！」と言われてしまいました。「あ、そっか～(笑)」ってちょっと落ち込みました。でも、その後に、歴代、新人や入社2年目の若手アナウンサーを起用してずっと見てきているけれど、1年目はできなくてもしょうがなくて、でも、3、4年やったときに下平(さやか)さん、武内(絵美)さん、堂(真理子)さん、(竹内)由恵さん、今までの先輩たちのように立派に成長して、大きくなって巣立っていってほしいから…と言われました。「僕たち最初から期待していないし、徐々に成長していけばいいんだよ」とおっしゃっていただいたので、少し肩の荷が下りました。ああ、そうなんだ、ありがたいなぁと。

――なるほど、深いですね。では、終わってからは声をかけてもらいましたか？

番組のラストで「○○(ゲスト)さんありがとうございましたー！」って紹介する流れのときがあるじゃないですか！　「あれ難しいから、最後までオンエアに入って良かったね」って言われました。あと、KISSの皆さんと並んだオープニングの画が身長差ありすぎで面白かったよって(笑)。

――その他、ご家族からの反響などは？

母と姉はテレビで見てくれて、その後「お疲れ様」と声をかけてくれました。ただ、少しうらやましがっています。「私も『ミュージックステーション』生で見たいな～」って(笑)。

――入社されて半年経過しましたが、アナウンス部の雰囲気はいかがですか？

まだまだ慣れない部分が多いです。アナウンス部って研修が終わってから会わなくなる先輩方が多いんです。皆さん仕事であまり部屋にいないので。だから研修中、毎日みっちり指導してもらえたことは、本当に貴重な時間だったんだなあと思います。皆さん本当に忙しいので。その中で、私たち新人のために時間を割いてくださって…感謝しています。

――弘中さんも忙しくなっていくと思いますが、どういうアナウンサーを目指したいですか？

どういうアナウンサーか、ですか…。もともと“テレビっ子”で、小さいころからバラエティーや音楽番組を見ていたので、そういった番組を担当したい気持ちはありました。でも、スポーツも好きなので、スポーツ番組もやりたいですし、ちゃんとニュースも読めるようになりたい。いまは何もできないので、まずは一人前になることを目標にしています。大きい声が出せるとか、低い声が出せるとか、言い間違えないとか、基本的なことをできるようになってからどんなアナウンサーになりたいかという目標が出てくると思うので。一日も早く一人前のアナウンサーになりたいです。

――ちなみに年末恒例、12月27日(金)放送の「ミュージックステーション　スーパーライブ」は通常の放送とは雰囲気が違うらしいですが？　

そうなんですか!?　私はまだその雰囲気を知らないので、とにかく楽しみの一言なんです。4時間以上も生で皆さんの演奏が見られるのはこの上なく幸せなことだと思いますし、それに向けてしっかり準備もしていきたいです。そのころにはもうちょっと落ち着いてできていると思うので、どうなるかな…。「スーパーライブ」を滞りなく進行できるよう、タモリさんの進行のお手伝いを頑張ります！

――それでは、最後に「Mステ」の魅力をアピールしてください。

生放送なので何が起こるのか分からないですし、まさに旬というか「いま聞きたい」豪華なアーティストの方々が毎回毎回出てくださるのが魅力的です。生放送ですから、アーティストの皆さんも本番の一回の演奏やパフォーマンスに懸ける思いが強いんですよね。何度もリハーサルをして、本番に備えています。「僕も本番前は緊張するよ～」とおっしゃっていたゲストの方もいました。また、いろんなジャンルの方が出るので、好きな音楽の幅が広がります！　私もその経験のある一人です。皆さんがこの番組を見て好きな曲が増えるといいなあと思います！