「わたしも復縁しちゃうかも…」ICONIQが恋愛観を激白!

2013/11/27 06:00 配信

ドラマ

インタビューでは、かつての葛藤も告白したICONIQ

総合エンタメアプリ・UULAでは、UULA恋愛体感シリーズの第ニ弾として、ドラマ「モトカレ」を10月16日より順次配信中。

同作は、現代女子の約8割が元彼との復活願望があるというデータに即し、“復活愛”をテーマに描いた4篇の“復活”ラブストーリー。11月13日から配信されているEpidode2「妄想オンナの復活愛」では、佐野和真演じるツンデレ年下男性とICONIQ演じる妄想好きな年上女子の王道ラブコメ復活愛を描く。

イベント会社勤務の小川千佳(ICONIQ)は、ある日、合同イベントプロデュースの仕事で3年ぶりに、年下の元彼・結城啓太(佐野)と再会する。3年前はダメダメな大学生だった啓太が、仕事をバリバリこなす“できる男”に変ぼうしており、戸惑う千佳。心ならずも啓太の一挙手一投足が気になってしまう千佳だったが、一方の啓太はあくまでもビジネスパートナーとしてしか接して来ず…といったストーリー。

今回、妄想好きな年上女子を演じたICONIQにインタビューを敢行し、ドラマへの思いや自身の恋愛観などを語ってもらった。

――同じ年の女性、千佳に対する印象は?

“復縁”ということに関して、わたしは「あり得ない!」と思っていたので、演じる前は「わたしとは正反対の価値観の持ち主なのかな」と思っていたのですが、実際に演じてみると共感する部分が多々あって、すんなり役に入ることができました。この作品を通して「恋愛って、さまざまなかたちがあるんだな」と改めて思いましたし、自分が「あり得ない!」と思っていたことでも、ふとした瞬間にあり得ることになっちゃうんだなと感じました。自分の中でも「わたしもこういう状況だったら復縁しちゃうかもな」という恋愛観の変化がありました。

――共感した部分というのは?

ある程度キャリアを積んできて、30代を目前に「自分が周りからどう見られているか、どう見せていくか」ということを気にするようになってきたところ。また、状況や条件を考え過ぎて昔のように素直に恋愛ができなくなっているところです。周りのイメージを気にして、本当に思っていることとは違うことを口にしてしまうといったところは本当に似ていると思います(笑)

――そんな経験があった?

長い間、わたしの中で「ICONIQは、笑わないし、あまりしゃべらない」といった“クールな女性”というイメージが常にあって「そのイメージを壊してはいけない」と、ずっと心の中で葛藤があったんです。でも、その殻を打ち破ってみると、とても楽になりましたし、そっちの方がずっと自分らしかったということに、最近になって気付きました。

――千佳を演じる上で気をつけたことは?

どんな役をいただいた時もそうなのですが、その役と一番の仲良しでいられるようにすることです。撮影の期間中は、プライベートの時でも「彼女ならこれを選ぶだろうな」とか「彼女はこれが嫌いだろうな」というふうに、いつでも役柄の感情と寄り添うようにしています。常日頃から、そうしていないと、役の感情は急には出せないものだと思っていますので。ただ、どちらが自分の感情なのか分からなくなって混乱してしまうのですが…(笑)。でもそれが楽しかったりします!

――千佳は妄想女子という側面もありましたが、ご自身で妄想することは?

ありますよー! 本当に妄想が好きで“妄想族”って呼ばれるくらい(笑)。夜寝る前や現実で疲れた時は、妄想して幸せな気分になって癒やされています。例えば、好きな人と会えない時に妄想でデートをしたりとか…(照)

――千佳は啓太への思いを引きずっていたように見えますが、同じような経験はある?

千佳は啓太のことが好きだったと思うのですが、彼自身を引きずっていたというよりも、3年前に世間体を気にし過ぎて好きなのに別れを告げた自分への悔いが、ずっと心にあったと思うんです。彼自身に対する未練ではなく、過去の自分への後悔の方が強かったんじゃないかな。わたしも別れてからずっと思っていた人がいたのですが、久々に再会した時に「わたしが恋しかったのは、その時の彼との時間だったり、その時に一生懸命恋をしている自分だったんだ」と気付いたということがありました。その頃とは違う自分に成長していたんです。女性って、マイナスをプラスに変える力が強くて、フラれても「絶対見返してやる!」とか「仕事、頑張ってやる!」と頑張っている間にすごく成長するんですよ。だから、男性も啓太くらい成長していないと、(モトカノと)釣り合わなくて復縁は難しいかもしれませんね…(笑)

――啓太についての印象は?

3年の間にすごく頑張ったんだと思います。そして千佳と再会して、成長した自分を見せたいという思いがあったことに、すごくかわいいなと思いました。(3年前の啓太に対しては?)以前のわたしだったら絶対NG!(笑)。昔は「男性には男性らしくあってほしい。常に尊敬できる人であってほしい」という思いがより強かったので。でも、29歳になった今はすごくかわいく感じちゃって「育ててあげようかな」と思うくらい許容範囲が広がりました! 6歳下も全然OKです(笑)

――佐野さんの印象は?

山奥で雨に打たれるシーンがあって、現場はすごく寒かったのですが、自分も寒いはずなのに「女子は体を冷やしちゃいけないから」と言って、わたしにカイロを渡してくれたりと常に気遣ってくれて、本当に優しい方でした。

――啓太の行動でグッと来た場面は?

山奥で啓太が助けてくれた時に、「一人でふらふらするなよ!」って怒鳴られるんですが、あのシチュエーションはたまらないですね!(笑)。「わたしのことを思ってくれているんだなぁ」と感じられてキュンときます。しかも、年下の子が年上っぽく怒るところがまたすばらしい!!

――最後にメッセージをお願いします!

復縁ってリスクの高い恋愛だと思われがちですが、恋愛に正解はどこにもなくて、2人が求めていればそれが答えなんだと思います。だから、この作品を見て何かのきっかけになっていただけたらいいなと思います。もし、ずっと忘れられない人がいて、言えなかった言葉がある人がいたら、この作品を見て「勇気を出して言ってみようかな」と思ってもらえたらうれしいです。