変身シーンで話題!? 「仮面ライダー鎧武/ガイム」主演の佐野岳にインタビュー!

2013/12/11 05:00 配信

芸能一般

「仮面ライダー鎧武/ガイム」で主人公・葛葉紘汰を演じる佐野岳

ことし10月にスタートし、毎週日曜日に放送中の「仮面ライダー鎧武/ガイム」(テレビ朝日系)。巨大企業の“城下町”として経済的に発展した新興都市を舞台に、偶然仮面ライダーのベルトを手に入れた青年・葛葉紘汰が人類の危機に立ち向かうため、仮面ライダー鎧武に変身して異世界の怪物と戦う物語。また、フルーツと戦国武将をモチーフとしており、鎧武以外にも複数の仮面ライダーが登場する作品だ。12月14日(土)には初の映画「仮面ライダー×仮面ライダー 鎧武&ウィザード 天下分け目の 戦国MOVIE大合戦」も公開。そんな中、主人公・葛葉紘汰を演じる佐野岳にインタビューを敢行! 現在のヒーロー像や紘汰との共通点、出演者との関係性などを語ってもらった。

――まず、子供のころから憧れていたヒーローを演じてみての感想を教えてください。

最初は、子供のヒーローになるので、プレッシャーを感じていました。最近は、オンエアされてからの子供の反応を見て、さらに“ヒーローを演じるって重要なことなんだな”って思っています。撮影現場に来ていた子供たちから「ガイムー!!」って手を振られたのがうれしくて、できる限りは手を振り返したり、握手したりするようにしています。

――では、自身のヒーロー像はどのようなものでしたか?

“お父さん”ですね。今考えると、“見返りを求めない愛”とか“自分の身をていしてでも子供を守る”みたいな“無償の愛”なのかなと。でも、鎧武を演じてみて、紘汰はヒーローっぽくないけど、子供たちが紘汰の失敗を重ねて強くなっていく姿を見て「頑張ろう」とか、「こんな失敗はしないでおこう」とか、何か伝えられることがあると思います。なので、カッコ良くて強いだけじゃなくて、失敗をさらけ出して一緒に成長していこうっていうヒーロー像もあっていいと思います。

――紘汰のような弱い部分や似ていると思う部分はありますか?

紘汰と似ていると思うのは、すぐ浮かれるところですね。褒められると調子に乗っちゃうとか(笑)。でも、紘汰の尊敬している部分は“自分のことより先に人を助ける”ところです。紘汰はだんだん「自分がどう思われようと人を助けるんだ」っていう気持ちが芽生え始めているので、僕も一年を通して近づけたらいいなと思っています。それに、鎧武=武将を表していると思うので、紘汰の強さは戦に勝つことだけじゃなくて、自分の中の敵にも打ち勝つことだと思います。人を守れる力とか励まし合い、支えあう力が紘汰の考える強さなんじゃないかと思います。

――紘汰は家族や仲間を大切にしていますが、ご自身が家族や仲間、共演者の方との絆や支えられていると感じたエピソードはありますか?

支えられていると感じるのは家族ですね。特に「仮面ライダー鎧武/ガイム」に出演が決まって報告した時に、電話の向こう側から家族全員の歓声が聞こえたのには胸を打たれました。「いい家族だなー」って思ったし、感想とかも言ってくれるので、ずっと支えられているなと思います。共演者からはいい刺激を受けていて、高杉(真宙)くんのすごく謙虚なところは見習わなきゃと思うし、志田(友美)さんは負けじと前に出てくるので、負けてられない!と思います。(小林)豊は場を盛り上げてくれて、周りがよく見えているので、みんなに感謝しながらお互い高めあっていければと思います。

――出演者の方とは休憩時間など、どのように過ごされているんですか?

バスの中で台本の読み合わせをしたり、いきなりエチュードが始まったりします。例えば一人で練習していると、誰かが練習に入ってきて、さらにもう一人みたいな。そこに居ない出演者のせりふがあると、誰かがまねして補うんですけど、余裕があると戒斗役の豊が紘汰のせりふを読んで、代わりに僕が戒斗のせりふ読んで…みたいに、楽しんでいます。特に豊のまねする、ブラーボ役のオカマ感がすごくうまい! それに、僕か豊から始めることが多いんですけど、「なぁ、豊。あん時を覚えてるかー?」ってエチュードが始まって、そこに志田さんがパワフルに乗っかってきて。なんか楽しくなっちゃって、静かにしている高杉くんも誘って、みんなでやっています。

――とても仲がいい感じが伝わってきますが、プライベートでも出演者の皆さんと出掛けたりされるんですか?

そうですね。吉田メタルさんの誕生日の時には、サプライズで豊とケーキを作って、メタルさんのライブに持って行きました。豊は元パティシエだけあって、すごく上手で、僕は卵を渡したりとか、バターを取ったりとか、サランラップもかけました!(笑) 自分では料理をしないので、豊のモチベーションを上げるような応援を頑張りました。あとは、僕は行けなかったけど、(松田)凌くんの舞台を見に行ったり、豊のライブに行ったりとか、それぞれの活動からいろんな影響を受けています。

――共演者の活動を見て、「こんなことがしたい」と思ったことはありますか?

あります。歌が歌えるとカッコいいなと思っていて、プロデューサーに「鎧武で歌を歌いたい!」って言ったら、「そのうちね」って(笑)。オープニングとかで歌えたらいいですよね! あと、特技を生かして、もっとアクションシーンを撮りたいです。アクション監督さんに見てもらった時に「いいじゃん!」て言われて、少しずつですが、アクションシーンが増えています。制作発表の時に「できたらいいな」って言っていた“バク宙して変身”も実現したので、ぜひ、アクションシーンにも注目してもらいたいです。変身するシーンで言えば、最初のおちゃらけて変身するシーンが一番衝撃的でした。紘汰は最初からライダーじゃなくて一般人がだんだんヒーローになっていくところが、他の仮面ライダーにはないところなので、そうそうないシーンを撮れて良かったと思います。

――最後に見どころを教えてください。

実は僕が一番、続きが気になってると思います。台本ができるたび、本当にワクワクしています。今後は多人数ライダーとの戦いもあり、黒幕というか大人との戦いにもなり、複雑になってくると思います。どんどん見入って、1話も見逃せない感じになってもらえるとうれしいですね!