TBSでは、'14年3月22日(土)と23日(日)の2夜連続で、放送時間が5時間規模に及ぶスペシャルドラマ(タイトル未定)を放送することが決定した。第二次世界大戦前後、日本の未来のために、仲間を信じ、モノづくりに人生を懸けた人間たちの生きざまを、史実に基づいたオリジナル作品として、トヨタ自動車全面協力のもと壮大なスケールと究極のリアリティーをもってドラマ化する。
主演は佐藤浩市。昭和のはじめ、欧米の自動車産業を目の当たりにし「いつか日本にも、日本人によってつくられた国産乗用車が走り、やがてそれらが世界中のハイウエーを走る時代が来る」と信じ、日本人のための国産自動車づくりに人生を懸けた男、愛知佐一郎を演じる。
共演は、佐一郎を内助の功で支え続ける妻・晴子役に山口智子、佐一郎のおいで自動車産業の本場・デトロイトで勉強し帰国した正二役に椎名桔平、佐一郎の夢をバックアップするアイチ自動車社長・石山又造役に橋爪功、日銀総裁・財部登役に中村橋之助、佐一郎が興した「アイチ自動車」存続の鍵を握る日銀名古屋支店長・山梨良夫役に香川照之、アイチ自動車が危機を乗り越えるために陰ながら尽力する東山雪乃役に宮沢りえ。ほか、吉田栄作、萩原聖人、高橋和也、えなりかずき、前田敦子、溝端淳平、伊東四朗が脇を固める。
また、劇中に登場する車については、トヨタ自動車が協力。戦前、戦後に日本を実際に走った車が登場する予定になっている。
主演の佐藤浩市は「技術者として信念を持って生きた、『愛知佐一郎』という人物が持つ人間的魅力を、果たして自分が演じ切れるのだろうか、という気持ちです。リーダーが生まれにくい、この日本という国にあって、佐一郎という人物は非常に稀有な存在であったと思います。あくまでフィクションではありますが、そのモデルとなった豊田喜一郎氏のエッセンスを織り交ぜながら、演じていければと思います」とコメントを寄せている。
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