NHK総合で'14年1月9日(木)からスタートする木曜時代劇「鼠、江戸を疾る」の試写会が12月16日に行われ、出演者の滝沢秀明、忽那汐里、高嶋政宏、制作統括の鈴木光氏と落合将氏、演出の黛りんたろうが会見に出席した。
本作は赤川次郎の同名の時代劇小説が原作で、江戸時代後期、側近政治がはびこった第11代将軍・徳川家斉の治世の中、弱き善を助け、強き悪をくじく滝沢演じる大泥棒・鼠小僧が、江戸の町を駆け巡る痛快娯楽ミステリー。
次郎吉こと鼠小僧を演じる滝沢は、今作の感想を「今回、鼠小僧ということで、やるからには若い層の方から時代劇ファンの方まで、いろんな層の方に最終回まで楽しんでもらえる作品が出来ていると思いますので、視聴者の皆さんのハートを盗めるよう頑張っていきたいと思います」と、泥棒・鼠小僧らしいコメントでアピールした。
また、鼠小僧の妹で、得意の武芸で兄をサポートする小袖を演じる忽那は、「時代劇はあまり経験がなく、立ち回りなども初めての経験なので、皆さんに助けていただきながら毎日撮影に励んでおります。皆さんにこの作品が少しでも楽しんでいただけるように、撮影を頑張りたいと思います」と意気込みを語った。劇中で小太刀を使った殺陣を披露する忽那は、「剣を使った立ち回りは初めてなので、とても難しいです。殺陣をやってるときは余裕がなくて、毎回大丈夫かなって思いながら、何とか助けていただきながらやっています」と控えめに苦労を語った。
一方、鼠小僧を追いかける岡っ引き・徳五郎を演じる高嶋は、「僕は現場では監督から『高嶋さん、ちょっとオーバーなんで、もうちょっと抑えていただけませんか』って言われながら楽しくやっています。第1話を見て、どうやったらこんなによく映るかなっていう仕上がりでした。映画のスタッフが集まっていますから、そのスタッフの技術に感動しました」と、映像の美しさの感動を口にした。さらに、鼠小僧について「過去、いろんな鼠小僧がありましたけど、鼠小僧というのはその時代時代で自由に描けるものなんだというのを感じます。新しい時代劇とか、現代的な時代劇っていうと必ず失敗するという定説があるんですけど、今回は見事ですね! 今回は鼠小僧というより『RAT MEN』みたいに英語でいってもいいくらいの感じでした!!」と、徳五郎ばりのハイテンションで会見を盛り上げた。
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