迷宮入りした事件と現在との関連を鋭い視点で見いだし、真相解明につなげる渡瀬恒彦主演ドラマ「おみやさん」の新春SPが1月3日(金)に放送。今回は京野ことみ演じるちはる、櫻井淳子演じる洋子ら歴代の鳥居(渡瀬)の部下たちが勢ぞろいし、“同窓会”が催される。渡瀬は「今までお出になった方を一カ所に集めて、こういう状況を作ったんですが、それがすごく面白いなと思いました。このシーンでの(僕が演じる)“おみやさん”は常に傍観者ですから、皆さんがどう演技なさるのかと思いました。実際に撮影してみてすごく面白かったです。ぜひ、ご覧になってください」とアピールした。
同ドラマは、京都鴨川東署の資料課課長・鳥居の活躍を描く人気ミステリー。今回は高島礼子扮する京都府警捜査一課の元敏腕女性刑事・みきが、“おみやさん”こと鳥居の資料課に配属されるところからストーリーが始まる。捜査一課のエリート刑事が資料課へ来たのにはある理由が。そこには彼女がどうしても犯人を逮捕したい、ある未解決事件があった。犯人逮捕に執念を見せるみきは、おみやさんの独特な捜査の進め方に反発。一方のおみやさんもみきの奥底に秘めた暗い過去にゆっくりと迫りつつ、その頑なな心を解きほぐしていく。そんな二人がたどり着いた“弾丸なき殺人事件”の意外な真相とは…。
そんな中、「おみやさん」名物の自宅シーンもスペシャルならではの特別版で登場。それは“ささやかな歓迎会”として、新たな部下になったみきを鳥居が自宅に招いた場面。みきは「左遷になった」と報告へやって来たちはる(京野)と、京都府警捜査一課に配属になったという洋子(櫻井)と鉢合わせする。左遷だ、昇進だとにぎやかな二人を、お目付け役のすず(鷲尾) は「小娘!」としかりつけ、新たな“小娘候補”のみきを品定めする…という展開に。元気いっぱいの洋子とちはる、そんな二人に厳しい言葉を投げつけ、鳥居を守らんとみきに鋭い視線を向けるすず。そして三人のキャラクターに圧倒されるみきに、なすすべもなく成り行きを見守る鳥居。そんな撮影は、和やかな雰囲気で進行し、一発OKとなった。スペシャルだからこそ実現した“同窓会”は緊張感あふれる捜査シーンの中で、一服の清涼剤ともいえる。事件の行方だけでなく、この和やかなやり取りにも注目してほしい。
あらためて“おみやさん”を演じた感想を、渡瀬は「今回、高島さんと共演させていただきましたが、元気な男の子みたいだなと思いましたね(笑)。その高島さんを交えての自宅でのシーンとなったんですが、このシーンは見ている方の息抜きになると思うんです。楽しいし、それでいて、ところどころ事件との関連性もある。ドラマとして、いいシチュエーションを作ったなと思っています。今回のSPは脚本がとてもよくできている。どういう風に話が転んでいくんだろうという感じで、すぐに先が読めるストーリーではないんです。ですから、きちっと見ていただきたいと思います。俳優から視聴者の皆さんに対するリクエストとしては『きちっと見てください』ということです」と、視聴者へメッセージを送った。
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