1月5日からNHK総合でスタートした大河ドラマ「軍師官兵衛」の主人公・黒田官兵衛の父・黒田職隆を演じる柴田恭兵にインタビュー。撮影にかける意気込みや、エピソードなどをうかがった。
黒田職隆は、播磨姫路城主にして小寺家筆頭の家老。外様の黒田家が小寺家中で信頼を得られるよう黙々と務めを果たしてきた。官兵衛に家督を譲ってからは、隠居の身ながらも官兵衛の頼もしい補佐役となる。
今回演じる職隆の人物像について「スケールの大きな、懐の深いすてきな人だったと思います。職隆は現代でいうと、町工場の社長なのかもしれません。大企業にのみ込まれた方がいいのか、そのまま独立してやっていった方がいいのかを選択します。読み違えるとあっという間に殺されてしまう時代だったので、とても大変だったと思います。そんな中でも社員・家族のことを大事に思い、会社の行く末をいつも考えていた人だったんじゃないでしょうか」と分析する。
息子の官兵衛を演じる岡田准一の印象について「岡田くんが演じているのはとってもみずみずしい官兵衛。セクシーで、すがすがしくて、美しいです。個人的にはセリフまわしとか、お芝居に幅があるんだなと感じています」とコメント。さらに「岡田くんは笑顔もつらい顔も、演技も美しい。それはとっても大事なことなんです。職隆は途中で隠居するんですけど、官兵衛に向かって『頼むぞ官兵衛』と言ったとき、彼は目からはらりと涙を流したんです。泣くことがいいとか悪いとかではなく、それは美しい涙でした」とエピソードを披露した。
最後に、視聴者に職隆をどのように見てほしいかという質問に「かっこいいなって思っていただきたいです(笑)。格好良く演じたいなって思っていますし、美しさがない分、格好良さで頑張ろうかなって思います」と意気込みのほどを明かした。
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