1月9日(木)にスタートする天海祐希主演ドラマ「緊急取調室」(テレビ朝日系)の制作発表記者会見が、1月6日にテレビ朝日の1Fアトリウムで行われ、出演する天海、田中哲司、速水もこみち、鈴木浩介、篠井英介、草刈正雄、でんでん、大杉漣、小日向文世、そして脚本家の井上由美子氏が登壇した。
同作は、取調官・有希子(天海)らが可視化設備の整った“特別取調室”で取り調べを行う警視庁捜査一課の専門チーム「緊急事案対応取調班(通称・キントリ)」のメンバーと共に、数々の凶悪犯と一進一退の心理戦を繰り広げていく刑事ドラマ。高嶋政伸、安達祐実ら実力派俳優が演じる狡猾な被疑者たちをどのような取り調べ手法で“落として”いくかが見どころの一つとなっている。
取調室での攻防が描かれるドラマだが、見どころについて天海は「緊急事案対応取調班ということで、一刻を争う、すぐに自供を取らなきゃいけない場合に活躍する部署で、全て可視化されているんです。被疑者と取調官、助手の三人が部屋にいるのですが、全くしゃべらない被疑者や、こちらを試すような人もいて、それでも食い下がりながら本当にいろんなタイプの被疑者の心を丸ハダカにしていきます。一筋縄ではいかない人生の心模様を着込んでしまった被疑者を一枚ずつ脱がしていく作業が大変ですね。たぶん本物の刑事さんも大変なんだろうなあと思っていました。一役者としてはとても良い体験をさせていただきました」と、情感たっぷりに語った。
そんなキントリチームでの現場はおしゃべりが絶えなかったとか。天海は「取調室の横にある取調控室というのがあるのですが、そこでは、まあ…皆さんよくおしゃべりしますよ! 本番始まる直前まで(笑)。あまりにも皆さん本番ギリギリまでうるさくて『もう(カメラ)回ってる!』って怒ったこともありました」と、意外なエピソードを明かした。これに対し、小日向は「本当、みんなしゃべってましたね。平等にね」と何食わぬ顔で受け流し、大杉は「いや、天海さんに怒られたいんですよ。『コラ!』って言われたい。普段は“漣さん”なのに、そういう時は“漣くん”って呼ばれるんです。それがうれしいんで」と告白し、天海を苦笑いさせた。
また、世間的には“仕事始め”ということもあり、縁起をかつぐ意味を込めて出演者陣による「モチつき」が行われた。ドラマの会見としては異例の出来事ということで、天海は「お正月をこういう形で皆さまとご一緒させていただき、めでたいですね。私がテレビ朝日さんで初めて連続ドラマをさせていただいた記念の作品です。皆さまのお力でキントリをどんどん育てていただきたいです。できれば私たち、次(続編)もやりたいと思っています…。全力で頑張らせていただきますので、よろしくお願いします!」と、早くもシリーズ化をにおわせつつ、アピールした。
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