松本清張の二夜連続SPドラマの会見で田村×たけしがお互いの印象を激白!

2014/01/09 18:41 配信

ドラマ

二夜連続ドラマスペシャル「三億円事件」主演の田村正和(右)と同「黒い福音」主演のビートたけし(左)

1月18日(土)、19日(日)に二夜連続で放送される松本清張ドラマスペシャル「三億円事件」と同「黒い福音~国際線スチュワーデス殺人事件~」(共にテレビ朝日系)の合同特別記者会見が1月9日に行われ、それぞれの作品で主演を務める田村正和とビートたけし、それぞれの作品の監督である藤田明二氏と石橋冠氏が登場した。

「三億円事件」は昭和43('68)年に発生した“20世紀最大の未解決事件”を描いた、清張の傑作ミステリー。アメリカでも有数の保険会社査定部長・武田(田村)の視点で事件が描かれている。共演は余貴美子、段田安則、小野武彦、手越祐也(NEWS)、北乃きい、泉谷しげる、奈良岡朋子ら。

一方、「黒い福音」は同じく昭和史に残る未解決事件の一つとして語り継がれる“国際線スチュワーデス殺人事件”のてん末を描いたミステリー。定年間際のベテラン刑事・藤沢(たけし)が、政治的・宗教的圧力に立ち向かいながら事件解決へ向けて奔走する。瑛太、竹内結子、北大路欣也、國村隼、市原悦子、角野卓造、佐野史郎、風吹ジュンら豪華な俳優陣が脇を固める。

同じ清張作品・二夜連続放送ということで、合同で行われた今回の会見。主演の二人はお互いの印象について、「テレビでいつも拝見しているので、久しぶりという気がしません。共演は10年以上前にSPドラマ(「明智小五郎対怪人二十面相」・'02年、TBS系)でしていましたよね。お久しぶりです」(田村)、「田村さんとはおっしゃる通り他局のドラマで共演して、私が二十面相、田村さんが明智小五郎を演じました。そのときの現場での扱いはだいぶ差があって、田村さん(の撮影)はほとんどブルーバックで撮影しているのに、俺は本物の屋根の上だったり炎に囲まれたり、ヒドイ目に遭いました。こんなにも役者としてのレベルが違うのかと、ガッカリした覚えがあります(笑)」(たけし)と、それぞれ語った。

また、作品の魅力について田村が「実在の事件を描いたものですが、脚本もとても現実味があって、もしかしたら『三億円事件』というのはドラマ通りだったんじゃないかと思うくらいリアリティーのある作品になっている。大変面白いドラマに仕上がっていると思います」とアピールすれば、たけしも「『黒い福音』は途中から事件のあらましが分かってくるんでしょうけど、その中で藤沢の刑事としての生き方と、国との対立、サスペンスとして分かっているんだけど面白い、新しいサスペンスドラマだなあと。(石橋)監督が俺と同じでせっかちで、リハーサルを何度もせずにすぐに本番というタイプだったから、非常にありがたかった(笑)」とアピールした。

さらに、1月18日(土)に誕生日を迎えるたけしに田村から花束のプレゼントが贈られた。田村が「いつまでもお元気でいてください!」とお祝いの言葉を掛けると、たけしは照れくさそうに「タモリがそろそろ引退を考えているらしいから、次はお前だと思われるかもしれないけど、俺はいやだ(笑)。いつまでも居座ってやる。なので森繁久彌を目指します!」と目標を語った。