スーパードクターや交渉人など、さまざまなドラマで圧倒的な存在感を示す米倉涼子が、3月2日(日)に放送される「テレビ朝日開局55周年記念 ドラマスペシャル『家政婦は見た!』」(テレビ朝日系)で、カツラにメガネ、そばかすメークで美貌を隠す不気味な家政婦・信子を演じることが分かった。米倉が家庭を崩壊に導くことに喜びを感じるダーティーな家政婦に“変身”する。米倉は「カツラを被って、そばかすを描いて、ホクロを付けて、家政婦として裕福なお宅にお邪魔し、幸せそうに見える家庭のさまざまな問題や不幸な面をのぞき見します。“大人の漫画”として、家政婦にふんする信子と普通の信子の二面性を楽しみにしてください」と、自信たっぷりにアピールした。
同ドラマで米倉が演じる家政婦の沢口信子は、どこからどう見てもさえない30歳過ぎの女性。実際は誰もが振り向くような類まれな美貌の持ち主なのだが、それが原因で心に傷を負うという特殊な過去があり、本当の姿をさらさないように自ら“ブスを演出”している。ということで、今回、米倉はあえてブスに見せるという特殊なメークに挑戦。仕事を離れた時に見せる本来の美しい姿と、派遣先でブスと無愛想を貫くギャップを体当たりで演じ、視聴者を強く引きつけていく。
共演者も豪華な顔ぶれがそろった。信子が派遣される資産家の家長に伊東四朗、その隠し子で信子の依頼主となる娘役を北乃きいが演じる。さらに、相続をめぐって骨肉の争いを繰り広げる異母兄弟に、尾美としのりと長谷川朝晴、その口うるさい妻たちに松下由樹、北川弘美、資産家家庭に長年仕える番頭に橋爪功、そして資産家の命運に一枚かむ怪しい占い師に佐野史郎など、クセモノぞろい。この作品でしか味わえない痛快で不気味な世界を創り出していく。
主人公・信子を演じる米倉は「信子さんは寂しい人。基本的には、家族が一つになって仲良く幸せに過ごしてほしいと思っていると私は思うんですけど、実際は家族の傷口に塩を塗るタイプの女性です。また、名役者さんがたくさん出演されるので、どんな反応が起きるのか私も楽しみです。特に、伊東さんが珍しくべったりしたイヤラシいお父さんを演じるんですが、かわいい娘の前でデレデレした伊東さんを早く見たいです」と、期待を寄せた。
また、テレビ朝日の内山聖子ゼネラルプロデューサーは「米倉涼子の黒~い家政婦はすごい! 二つの顔を持つ家政婦がのぞくのは、美容整形グループの大豪邸。どんな秘密の芽を見つけて暴いていくのか? 人間の欲を笑う家政婦は“壮快”です」と、アピールした。
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