ほぼスタントなし! 西島秀俊のリアルが焼き付いた映画「ゲノムハザード」

2014/01/20 23:45 配信

映画

映画「ゲノムハザード ある天才科学者の5日間」の公開記念会見に登場した(左から)キム・ソンス監督、西島秀俊、真木よう子、伊武雅刀

映画「ゲノムハザード ある天才科学者の5日間」の“公開まで5日間のカウントダウン! 公開記念会見”が、1月20日、東京・六本木ヒルズで行われ、主演の西島秀俊をはじめ、真木よう子、伊武雅刀、キム・ソンス監督が登壇した。

同作は、司城志朗のミステリー小説「ゲノムハザード」を、キム・ソンス監督が映画化したアクションサスペンス。何者かに記憶を“上書き”された天才科学者(西島)が、警察を名乗る男たちに追われながら、5日後にすべての記憶が消えるまで、命懸けで真実を追う姿を描く。

今回、ほとんどスタントなしでアクションに挑んだ西島は、「スタントチームに『自分でやりたい』とお願いしました。個人的に、危ないアクションを自分でやらないと、観客の皆さんもドキドキしないんじゃないかなと思っていて。映画でもいろんなことに追い立てられて切羽詰まってますけど、僕の中でのリアルな生きた感情がフィルムに残っていると思います」と手ごたえを感じている様子。

一方、物語の鍵を握る、主人公の妻を装う女を演じる真木は「日韓合作ということで、日本のチームとは違うところで挑戦してみたいな、というのが一番にありました」と出演の決め手を明かし、「監督は役者の気持ちを大切にしてくれました。それはうれしかったし、日本ではなかなかできないこと」と振り返った。

そんな中、博士役の伊武は「専門用語が難しかったですね。この映画の主人公は5日間で記憶がなくなりますが、僕は既に日常的に記憶がなくなっておりますので…」と会場の笑いを誘っていた。

司会者からの「もし記憶が消えるとしたら、残したい記憶は?」という質問には、キム監督が日本語で「今この瞬間です」と一言。会場から「お~」と声が上がり、次に答える西島らを追い込む場面も。それぞれ悩みながらも、「俳優としての記憶」(西島)、「家族の記憶」(真木)、「(いろんなものが新鮮に見える)3~5歳の記憶」(伊武)と答えた。

また、これから挑戦してみたいハードなアクションについて西島は、「列車の上に乗って、トンネルとかを避けながら戦ってみたいんですよね。声を掛けていただければ、全力でやらせていただきます!」と会場に呼びかけた。

「ゲノムハザード ある天才科学者の5日間」は、1月24日(金)から全国でロードショーされる。