“ショートショートの神様”星新一の珠玉の作品群が、オムニバスドラマとなってフジテレビの土曜プレミアム枠で放送されることが決まった。出演は小日向文世、勝村政信、マキタスポーツ、佐々木希、壇蜜、遠藤憲一、岡田将生ら。
今回、この土曜プレミアム「星新一ミステリーSP」を放送するにあたって、編成企画の羽鳥健一氏は「今まで見たことがないような傑作オムニバスドラマが出来上がりました。20年、30年後に見ても何の遜色のない、それでいて見終わった後にさまざまな思いをめぐらすことになるような…。そう、それは星新一作品を読書することの面白さと同じになったと実感しています」と期待のほどを語っている。ドラマ化される5作品の内容は下記の通り。
■小日向文世主演『きまぐれロボット』 別荘で休暇中の脚本家・エヌ氏(小日向文世)の元に、超大物俳優が出演するドラマの脚本を書いてほしいと急きょ依頼が舞い込んだ。自宅ではないので資料がなく、脚本を書けないというエヌ氏の元に、人型ロボットが送り込まれる。アシスタントとしてかいがいしく働くロボット。しかしある日、ロボットが入れた紅茶を飲んだエヌ氏は、胸の苦しさを覚え、床に倒れてしまう。
■勝村政信主演『七人の犯罪者』 男(勝村政信)ら5人の男女が、ある家の金庫から5億円を盗み出す計画を立てていた。しかし実は、「ある家」とは男の自宅。男は2年前、会社員(温水洋一)から謎の茶封筒を預かったことで、とんでもないことに巻き込まれていた。
■マキタスポーツ・佐々木希主演『霧の星で』 男(マキタスポーツ)と女(佐々木希)が乗っていた宇宙船が、隕石衝突により操縦不能になり、霧の深いある星に不時着した。食料も底をつき始め、途方に暮れる中、男は女にひそかな思いを抱くように。ある時、霧の中で男は救助隊員を見つける。
■壇蜜・遠藤憲一主演『華やかな三つの願い』 剛志(徳山秀典)から突然別れを切り出された由香里(壇蜜)は、自ら命を絶とうとビルの屋上に立っていた。そこに現れたのは角と尻尾が生えた“悪魔”と名乗る不気味な男(遠藤憲一)だった。悪魔は「願いを三つかなえる代わりに、死ぬ時に魂をいただきます」という。由香里は、芸能界のスターになりたいと言い始める。
■岡田将生主演『程度の問題』 スパイであるN氏(岡田将生)は、某国の首都に降り立った。失敗が許されない中、目立ってはいけないと過度に警戒するあまり、逆に目立ってしまうN氏。ある時バーで知り合った美女が敵のスパイではないかと怪しみながらも、なぜか引かれてしまう。
豪華&異色キャスト出演の土曜プレミアム「星新一ミステリーSP」は2月15日(土)午後9時より放送される。
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