同名人気漫画を原作にした人気ドラマシリーズ「GTO」の台湾版「GTO TAIWAN」が制作されることが分かった。「GTO TAIWAN」は、日本のクリエーティブ産業の育成や国内外への発信などの施策を推進している「クールジャパン」の支援を受けて動き出したプロジェクトのひとつ。「GTO」シリーズを制作・放送してきた関西テレビとMMJがプロデュースし、台湾のテレビ局・GTVと台湾の制作会社・Comic productionsとパートナーシップを組む。監督や主要キャスト、主要スタッフ以外は、全て台湾のキャストとスタッフによる日台共同制作となる。
主演は日本版と同じAKIRA。ほか、日本版キャストの城田優、山本裕典以外は、台湾人キャストとなる。ヒロインの女性教師役には、台湾で数多くのドラマや映画に出演している若手人気女優のジニー・チュオが。生徒役には台湾の人気アイドルグループ「SpeXial」のホンジャンやウェイジン、韓流ドラマ「美男<イケメン>ですね」の台湾リメーク版に出演したルゥルゥ・チェンが出演する。
主要キャスト陣に意気込みを尋ねると、主人公・鬼塚英吉役のAKIRAは「台湾、アジア全土でも愛されている藤沢とおる先生の作品であり、僕たちも思いを込めてやらせていただいている作品が、海外でも撮影できるということで、とてもうれしいです。台湾のスタッフやキャストは、年齢やキャリアに関係なく、皆さん作品に対してストイックで、自分の思いを明確に持っていて、パワーを感じます。コミュニケーションをとると台湾の方々の優しさや心温かさが伝わり、とてもいい雰囲気で撮影が進んでいます。日本と台湾の合作ということで日本人の魂を持ちながらも、台湾の方々の素晴らしさや台湾文化の良さを『GTO』というフィルターを通して伝えていけたらと思います」と語った。
鬼塚の悪友・弾間龍二役の城田優は「これまで連続ドラマと3本のスペシャルがあり、役をやっていた時間も長かったのですが、また『GTO』が撮れることがうれしいです。しかも今度は国を飛び越えて台湾という地で撮影し、さらに台湾で放送されるというインターナショナルな仕事ができてとてもうれしいです。GTOの世界観や、最後にスカッとするいつも通りの展開はありながらも、日本を飛び出してスケールアップしたところをぜひ見てほしいです」とアピール。
同じく鬼塚の悪友・冴島俊行役の山本裕典は「一度はお別れした『GTO』チームが再び集まることができたことがうれしいです。ここ台湾でも、これまで培われてきたチームワークの良さは健在です。1つ心配があるとしたら、果たして台湾で自分の役が受け入れられるのか?ということです」と話し、チームの絆の強さをうかがわせた。
本作は、台湾ではGTV総合チャンネルにて3月22日(土)放送スタート。日本ではテレビ、配信、劇場、その他さまざまなウィンドウでの展開を予定している(時期は未定)。
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