映画「ラッシュ/プライドと友情」の初日舞台あいさつが、東京・有楽町のTOHOシネマズ 日劇にて行われ、同作の吹き替えに挑戦したKinKi Kidsの堂本光一と堂本剛が登壇した。
「ラッシュ―」は、「アポロ13」「ダ・ヴィンチ・コード」などで知られるロン・ハワード監督が手掛けたもので、ジェームス・ハントとニキ・ラウダという2人の天才F1レーサーの宿命の対決と絆を描いたヒューマンドラマ。吹き替え版では、私生活も奔放でF1界きってのプレーボーイ・ハント役を光一が演じ、冷静なレース運びで堅実な性格のラウダ役を剛が務める。
以前からF1好きを公言している光一は「ニキ・ラウダ、ジェームス・ハントもよく知っていますので、それをやらせていただくのは、すごくプレッシャーでした」と振り返る。続けて、「しかも、ハント役のクリス・ヘムズワースもラウダ役のダニエル・ブリュールもすごく素晴らしい“映画”をしていて」と緊張のせいか、天然のせいか言い間違えを。すぐさま「素晴らしい“演技”をしていて」と訂正し照れ笑いを浮かべた。剛は「“ツヨ・ライダ”役いや、ニキ・ラウダ役の…」とボケをかまし、F1好きの光一から「それだけは僕、怒るよ!!」とツッコまれ、「役に入りすぎた結果です。すみません」と弁明し、2人の軽快なトークで観客の笑いを誘った。
同作で初めて吹き替えに挑戦したという剛は、「部屋に入ってみんなでワーワーと吹き替えをするのかなって思ってドキドキしてたんですけど、まさかの1人っきり(笑)。こういうこともあるんだなぁ思った」とアフレコの現場に驚いたよう。すると、光一が「“あのシーン”もおれ1人きりだった!」と告白。ハントのラブシーンのことだとピンときた剛は、「“エアーアンアン”ですよね!?」としたり顔で“技”の命名をし、会場は大爆笑。「光一くんがどんな“アンアン”するのかっていうのは…」と剛がさらに話を進めようとすると、光一は「そこはいいよ! そこまで引っ張ることじゃない!!」と下ネタトークを止めようとする。だが剛は「僕は、“アンアン”あっての吹き替えというふうに使命を持っていた。どういうふうに、どんなパターンで(光一が)演じるの分からなかったんで。僕が一番先に吹き替えを入れさせていただいたんで、そういう意味でも非常に緊張したんですよ!」とアフレコ時の貴重(!?)なエピソードを披露した。
最後に、ロン・ハワード監督からKinKi Kidsにサプライズメッセージが。「ジェームス・ハントとニキ・ラウダの声を素晴らしく演じてくれて、イメージソングも楽しくエキサイティングで2人は本当に才能にあふれていると思います。2人にお会いできて楽しかったです。いつの日か2人がわたしの映画に出る日が来るかもしれません」とハリウッドデビューを想像させるコメントに、会場から黄色い歓声が飛び交った。剛は、同作のイメージソングで自身らの楽曲「Glorious Days ~ただ道を探してる」に掛けて、「“ただ、道を探している”映画を撮りたいですねぇ」とまたも絶妙なボケで、会場を盛り上げていた。
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