SKE48悲願のナゴヤドーム単独コンサート2DAYSをリポート!!(4)

2014/02/10 15:06 配信

芸能一般

松井珠理奈が、SKE48に加入してから間もなくAKB48としての活動もスタートした当時の思いをステージ上で独白(C)AKS

2月1日、2日の2日間にわたって行われたSKE48のコンサートツアー「SKE党決起集会。『箱で推せ!』」の最終地、ナゴヤドーム公演最終日の後半をリポート!

19曲目「フィンランド・ミラクル」終わりに、向田茉夏がステージに設置されたボックスに入ると須田亜香里に入れ替わるイリュージョンが。須田は石田安奈、古畑奈和と共に20曲目「思い出以上」を熱唱。21曲目「校庭の仔犬」。木崎ゆりあ、江籠裕奈、斉藤真木子、小林亜実、二村春香、金子栞、宮前杏実、酒井萌衣が犬耳を着けて、一輪車でのパフォーマンスを披露しファンを沸かせた。

MCでは、松井珠理奈が一人でステージに登場。松井はSKE48に加入してから間もなくAKB48としての活動もスタートした当時の思いを「その時はまだ『なんでSKEなのにAKBに行くんだろう』と考えられないくらい焦っていた」と苦悩を語った。その一方で「SKEでは、ここが珠理奈のお家だよってメンバーが言ってくれたり、大変だと思うけど東京に行って珠理奈が頑張ってくれる事でSKEを有名にしてほしいというファンの皆さんの期待もあって、それに応えながら頑張ってきました。すごくつらくて泣きたい時もあったんですけども、ホントに皆さんが勧めてくださっているおかげで、頑張る事が出来ました。そして、こうして、ここ名古屋ドームに来られたこと。本当にお客様が支えてくださっているお陰だと思っています」と締めくくった。松井が一人で出てきたことにより、ファンの間にSKE48から卒業するのではという緊張感が走り、中には「マジかよ…」と力なくつぶやくファンも。だが、最後に「感謝の気持ちを込めて一曲歌わせていただきたいと思います。ホントに意味のある象徴みたいな歌だと思っています。私にとってもいろいろな意味で、胸がキュンとするこの曲を聴いてください!」と語り、「大声ダイヤモンド」のアコースティックギターバージョンをソロで披露。ファンからは安堵感と、AKB48との活動と並行しながらSKE48結成以来引っ張り続けたエースに大きな拍手と「珠理奈ー!」との歓声が送られた。一方、2月で卒業する佐藤聖羅は「珠理奈がしゃべりはじめて卒業するんじゃないかって思って、聖羅の卒業薄れちゃうかなって(笑)」と語り場を和ませていた。

さらに23曲目からは、姉妹グループなどの楽曲にも挑戦。乃木坂46「おいでシャンプー」、NMB48「カモネギックス」、AKB48「十年桜」、HKT48「メロンジュース」を立て続けに披露。意外にも「メロンジュース」ではメンバーのみならず、ファンもノリノリになって一体感のある空間を作り上げていた。その後のMCでは、東海地区のご当地CMなどで抜群の知名度を誇る宮地佑紀生が登場。宮地はダジャレ達人としても知られ、松井珠理奈、斉藤真木子、佐藤聖羅とダジャレ対決を行うことに。勝負は名古屋をテーマに観客の拍手の大きさで勝敗を決めるというもの。アウェーの宮地は「10年早い!」と豪語したものの、結果は佐藤の「きしめんばっかり食べていないで、私を抱きしめてん!」という自身のキャラを生かしたダジャレで優勝。松井珠理奈は「ナゴド(ナゴヤドーム)で、あん“なゴド”、こん“なゴド”したいと思います!」を繰り出すも惜しくも2位で、しゅんする一幕も。

27曲からは研究生による「狼とプライド」、チームK2が「嵐の夜には」、チームEが「アイドルなんて呼ばないで」、チームSは「奇跡は間に合わない」とチームごとに楽曲を披露。その後の研究生のトークでは、終身名誉研究生・松村香織が「危機感が足りない」と研究生を刺激するべく、新研究生として名古屋市のキャラクター“エビザベス”と、中日ドラゴンズのマスコット“ドアラ”を紹介。中でも、ドアラは「バンザイVenus」をキレのあるダンスを披露した。

31曲目は先日プロジェクトが発表されたメンバー10人(木崎ゆりあ、北川綾巴、木本花音、柴田阿弥、須田亜香里、高柳明音、古川愛李、古畑奈和、松井珠理奈、松井玲奈)からなる新ユニット“GALAXY of DREAMS”がファンの前で14thシングル「未来とは?」にカップリング予定の新曲「GALAXY of DREAMS」の初パフォーマンスを行った。

その後、32曲目「ウイニングボール」ではナゴヤドームにちなみ中日ドラゴンズOB・山崎武司、井上一樹氏が中日ドラゴンズのユニフォーム姿で駆けつけ、大のドラゴンズファンの須田亜香里らのテンションが上がる場面も。ドラゴンズ応援番組のテーマソングにも採用された「ウイニングボール」のパフォーマンス中には、現役さながらの華麗なバッティングを披露し会場を盛り上げていた。

33曲目からは「美しい稲妻」「アイシテラブル!」「バンザイVenus」「オキドキ」「ピノキオ軍」「パレオはエメラルド」と続き、最後39曲目の、コンサートでも幾度となく大事な場面で歌われてきた「仲間の歌」では、キャプテンの中西優香が「私たちをここに連れてきてくれたのは皆さんです! これからもSKE48をよろしくお願いします!」と会場を埋め尽くした“仲間”に涙しながら呼び掛け、あらためてこれまで見守ってきたファンに感謝の気持ちを伝えた。