テレビ朝日系で'14年4月より金曜ナイトドラマ枠にて放送されるドラマが、嵐・大野智主演のドラマ「死神くん」に決定したことが分かった。「ついでにとんちんかん」で知られるえんどコイチの同名漫画を初めてドラマ化したもので、主演を務める大野は'09年1月期に同枠で放送された「歌のおにいさん」以来、テレビ朝日のドラマには5年ぶりの出演となる。
同作は、死んだ人間の魂を霊界に運ぶ死神と死を迎える人間との交流を描く1話完結型のヒューマンストーリー。霊界では死神413号と呼ばれている“死神くん”は、「おめでとうございます! お迎えにあがりました」という、どこがどうおめでたいのか分からない決めゼリフとともに死期の迫った人間の前に現れる。死神の仕事である死の宣告や自殺しようとする人間を説得するなどの職務は真摯に取り組むが、死神業を始めたばかりで、時に霊界の審判に逆らう決断をするなど死神らしくない行動を取ってしまう。そんな死神くんと関わる中で、死を目前にした人々は残された時間を精いっぱい生き、最後には幸せになっていく。一方で、死神くんはその度に霊界のルールを破ることになり、自身の監視役である監死官に叱責されてしまう。
黒いスーツに蝶ネクタイ、人間界での見た目年齢は30歳前後だが、本名などの詳細なプロフィルは一切不明という謎めいた死神役を演じることになった大野は、「5年ぶりに金曜ナイトドラマに帰ってくることになりました! もう5年も経つんですね。懐かしい気持ちもありますし、うれしい気持ちもあります。今回の死神という役は、とても新鮮で今から演じるのが楽しみです。今までは“見守られる役”が多かったのですが、今回は“見守る役”! どんな風に物語が展開していくのか、今からワクワクしています!」と意気込みを語った。
また、ゼネラルプロデューサーの内山聖子氏は「人は誰でもいつかは死を迎えますが、その最期の時にお迎えに来てくれて、最期まで一緒に生きてくれる、そんな存在が嵐・大野智さんの“死神くん”です。大野さんのユーモアたっぷりの“死神くん”は、人間関係が希薄になり、優しさに触れる機会が少なくなった現代にお届けするハートフルなブラックファンタジーです!」とアピールした。
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