深田恭子が東京の下町を舞台に、現代の貧しさに立ち向かう

2014/02/15 22:02 配信

ドラマ

取材会出席した田口浩正、深田恭子、桜庭ななみ、モロ師岡(写真左から)

NHK総合で4月8日(火)から放送が始まるドラマ10「サイレント・プア」の取材会がスタジオで行われ、出演する深田恭子、桜庭ななみ、モロ師岡、田口浩正が登場した。

本作は、東京の下町を舞台に、コミュニティ・ソーシャルワーカー(CSW)として、都会の孤独という現代の貧しさに立ち向かうヒロインの姿を描く。主演の深田恭子は、社会福祉協議会でCSWとして飛び回る里見涼を演じる。里見は、ゴミ屋敷のあるじ、引きこもり、ホームレスなど、社会から孤立した人々に手を差し伸べながら、再び立ち直るきっかけを作っていく。

会見に臨んだ深田は「コミュニティー・ソーシャルワーカーは、私にとって聞き慣れない言葉でした。台本を読んでいくうちに、こんな人が町にいたらいいなという気持ちだったり、温かい気持ちになったり、自分が感じたそういう気持ちをドラマを見てる人にも伝わるように演じていけるようになったらいいなと思います」と意気込みを。

深田と同じくCSW役を演じる桜庭は「台本を読んでとても温かいお話だなと思いました。今東京に上京して、周りに誰が住んでいるか分からない状況で、そういう困っている人をサポートしている仕事があるんだと知りました。皆さんにそういう仕事の素晴らしさが伝わればなと思います」とアピールした。

また、桜庭は今回演じる仕事について勉強したという漫画についても触れ、「この仕事について、分かりやすい漫画を頂いて、仕事についても分かったし、言葉に表せられないことを感じるとることができました」と紹介した。記者から漫画のタイトルを問われると、すかさず師岡が現場に置かれていた「セーフティネット コミュニティソーシャルワーカーの現場」というタイトルの漫画を披露。漫画について、師岡は「この漫画は引きこもりの方が描かれていて、絵とか文章に、プロが書いているのではない特別な雰囲気がにじみ出ているものを感じとりました。これが芝居にすごく役に立ちました」と絶賛した。