「題名のない音楽会」加藤茶、坂本冬美、ももクロらが福島・郡山で復興応援!

2014/02/20 05:00 配信

芸能一般

ももいろクローバーZ(前列の5人)、加藤茶(後列左から2人目)、坂本冬美(後列左から3人目)らが福島県郡山市で復興応援の音楽を奏でる(C)テレビ朝日

ことしで50周年を迎える「題名のない音楽会」(テレビ朝日系)が東日本大震災から3年目となることし3月、2週にわたって復興応援企画「東北から響け!」を放送する。

同番組では、東日本大震災の発生した'11年の4月24日・5月1日には「東日本大震災 復興応援 ~今、音楽にできること」と題した放送を行い、昨年3月には「東北から届け!」と題し宮城県仙台市から放送するなど、復興応援企画に取り組んできた。

3月2日(日)、9日(日)放送の公開収録は福島県郡山市で行われ、福島育ちの加藤茶や福島出身の作曲家である故・猪俣公章に見いだされた坂本冬美、ももいろクローバーZが登場。往年のザ・ドリフターズのコントを披露した。

ステージでは、「8時だョ!全員集合」のザ・ドリフターズにならって全員が色鮮やかなハッピを着用。また、「8時だョ!―」で大人気だった「少年少女聖歌隊」の復活コーナーでは、白いガウンとベレー帽を身に着け、福島弁を取り入れた「ドリフの早口言葉」に挑んだ。途中、加藤やももクロのメンバーが客席に降りると、会場の盛り上がりはヒートアップ。会場に集まった1500人の観客も番組司会・佐渡裕のリードで早口言葉に挑戦し、会場全体に元気な声を響かせた。9日(日)の放送では、加藤茶が約20年ぶりにジャズドラムを演奏する。

プロデューサーの鬼久保美帆氏は今回の取り組みについて「東日本大震災から3年がたとうとしている今、何をすることが被災地の方に一番元気を届けられるのかと考えた結果、元気に力強く生活されている被災地のみなさまの姿を日本全国届けることだと気が付きました。音楽では空腹を満たせないけど、みんなで奏でることで心を強く持つことができた、そんな福島の方々の姿を視聴者のみなさんにご覧頂ければと思います」とコメント。

また、加藤らもそれぞれ以下のコメントを寄せた。

加藤茶「震災後、何度となく福島にはお邪魔していますが、行くたびに活気が出ていると実感します。今回、『題名のない音楽会』の公開収録に参加できて本当にうれしい! ガンバロー福島!! 今回は久しぶりにドラムもたたきましたが、ジャズの曲目を演奏するのは20年ぶりかもしれない。本当に音楽は楽しいと痛感しました。嫁もほれ直すかな!」

坂本冬美「(収録時点で)震災から1000日が過ぎ、あれから随分と時間がたったなと思う半面、福島で生活していらっしゃる方々の“まだまだ何も変わっていない”という声をテレビなどで聞くと、どれだけこの1000日が長かったろうかと思います。きょうは、子供たちが自由にのびのびと外で走り回れるような、そんな福島に一日でも早くなってほしいとの祈りを込めて、精いっぱい歌わせていただきます。今回は地元にゆかりの加藤茶さんがご出演ということで、私にとっては子供の頃によく見ていた『8時だョ!全員集合』のコーナーもあり、仕事を忘れて楽しみました。ももクロちゃんとはお友達感覚(笑)。彼女たちも、私のことを“冬美ちゃん”と呼んでくれていますので、年の差を気にせずに楽しく共演しました! どうぞお楽しみください」

ももいろクローバーZ「私たち、宮城県の女川町とお友達なんです。最近、ツアーで仙台にも行かせていただきましたし、東北の皆さんとはたくさん交流があります。今回の収録を機に、これから福島にもたくさん来させていただきたいと思います。きょうは、楽屋に朝日が丘小学校合唱部の皆さんが描いてくれたメンバーの似顔絵がありました。みんな、すっごいうまい! たくさんの方に温かく迎えてもらったので、これからもたくさん福島でライブしたいなと思います。福島のみなさん、私たちとお友達になりましょうね!」

佐渡裕「東日本大震災で精神的にも、そして街のダメージも大きかった福島の皆さんに、音楽を通して“心のビタミン”を届けられればとの思いでお邪魔しました。音楽は小さな子供からお年寄りまで楽しめるものです。世代から世代へと音楽をつないでいくことで、福島そして東北の皆さんに音楽の喜びを届けたいと思います。今回の見どころはまず、地元福島の皆さんの元気な歌声。福島はきれいな声を持った地域だと、今回の収録で感じることができました。もう一つは、福島ゆかりの加藤茶さんを迎えて、みんなで腹の底から笑って歌って、楽しい企画をお届けします。歌と笑いで体中の細胞が喜ぶような、生きていく上で大事なことがいっぱい詰まったプログラムになりましたのでお楽しみに。今後も時間の許す限り、僕は福島に来たいと思っています。福島の皆さんには、たくさんの人と音楽をすることによって、一緒に生きているということを感じてほしい。僕も、いつまでも福島のことを思いながら、演奏会を続けていきたいと思います」

世界的指揮者の佐渡と、日本を代表する吹奏楽団のシエナ・ウインド・オーケストラ、そして全力パフォーマンスで多くのファンを獲得するももいろクローバーZの貴重なコラボレーションに注目!