“商売繁盛・芸能の神様”として知られる東京・新宿の花園神社で映画「魔女の宅急便」のヒット祈願イベントが行われ、主演の小芝風花をはじめ、尾野真千子、宮沢りえ、広田亮平、筒井道隆、主題歌を歌う倉木麻衣が出席した。劇中でキキを演じた小芝はほうきにまたがり、大型クレーン車に吊り上げられ15mの高さからのフライングを披露。約半年ぶりに空を飛んだ小芝は「やっぱり空は最高!」と満面の笑みを浮かべていた。
その後に新宿バルト9で行われた完成披露試写会には、ヒット祈願イベントに出席したメンバーと監督の清水崇、原作者の角野栄子が登壇。昨年15歳の時、本作で映画デビューした小芝は、「めっちゃ緊張しています。『私がキキでいいのかな』という不安やプレッシャーもあったけど、今振り返ってみると現場も和気あいあいとしていて楽しい思い出しか残っていない」と関西弁混じりで今の心境を語った。
それを受けて、小芝と同じく15歳で映画デビューをした尾野は、「(私の映画デビューの時は)こんなに人が居なかった。そう思うとこんなにたくさんの人に見てもらえる小芝さんはすごい幸せだし、キラキラ輝いているのがうらやましい。お芝居もちゃんと出来ていて、私よりちゃんとしている」と小芝に対する印象を明かした。
一方、宮沢は「自分が15歳で芝居を始めた時に比べて、(小芝は)監督からのアドバイスに応えられるエネルギーがあり、すごいと思う。大人と少女の狭間のとてつもないエネルギーが(小芝が演じる)キキと重なって見えて、撮影中、本当の母親のように見守っていました」と小芝の演技を褒めたたえた。
「魔女の宅急便」は、13歳の見習い魔女・キキが一人前の魔女になるために修行に励み、成長していく様子を描くファンタジー作品。'89年には宮崎駿監督によりアニメーション映画に、'93には演出家・蜷川幸雄の演出でミュージカルになり大ヒットを記録している。公開は3月1日(土)から。
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