映画やドラマ等で独特の存在感を示す俳優・小澤征悦が、4月スタートのドラマ「TEAM-警視庁特別犯罪捜査本部-」(テレビ朝日系)で民放連続ドラマ初主演を果たすことが分かった。小澤が熱い正義感を胸に秘めるクールな警視庁捜査一課の管理官・佐久晋吾を演じる。小澤は「民放での連続ドラマ初主演、身の引き締まる思いですね。緊張感もありますが、いい緊張感ですし、ポジティブな気持ちでいっぱいです。そんないい緊張感をドラマの中で活かして、毎日ワクワクしながら撮影していきたいと思っています」と、意気込みを語った。
同作は、警視庁捜査一課にわずか10人ほどしかいないという少数精鋭の警察官“管理官”を主人公に据えたドキュメンタリータッチの刑事ドラマ。管理官は殺人や誘拐など、重大事件が発生したときに設置され、40人~100人規模の捜査員たちが集う捜査本部の指揮を執る捜査現場の司令塔な人物。小澤が演じる佐久は、ノンキャリアながら異例の若さで管理官に昇進した男で、ひょうひょうとしていて捉えどころがなく、淡々と職務を遂行するが、内には確固たる正義感と使命感を秘めている。佐久は捜査員のささいな報告から違和感を覚えたり、取り調べ中の被疑者のわずかな言動からうそを見抜く鋭い眼力も持ち合わせており、自ら現場に出向き、“違和感”を払拭する。
また、時には仲の悪い捜査員同士をあえて組ませるなど大胆な配置換えや、巧みな話術で捜査本部の局面を変えることもある。冷静な状況分析能力と司令塔としての明晰さを兼ね備える佐久の活躍に期待が高まる。共演は、警視総監のおいで、佐久にライバル心を抱く捜査一課13係係長・島野誠役の田辺誠一、佐久管理官付運転手兼刑事・屋敷大地役の塚本高史、佐久の先輩でもある捜査一課13係のベテラン刑事・小菅光晴役の渡辺いっけい、そして表向きは佐久の良き理解者で、事件解決に向けてアドバイスもする刑事部長・谷中寿也役に西田敏行ら実力派俳優が集結。骨太な俳優陣が「相棒」や「警視庁捜査一課9係」「遺留捜査」などに続く“水9”刑事ドラマの新たな歴史を作る。
主演の小澤は「今回のドラマの見どころは、逮捕劇がある傍らで警察内部での考え方の違いによるぶつかり合い、そんな男たちの熱い戦いですね。ただ、目的はみな同じ=犯人逮捕ですから、やり方が違う中でお互いを高め合っていくという構図になっています。そこが今までの刑事ドラマと違うのかなと。これまでの刑事ドラマでは省かれていた人間ドラマ、人間臭さ、そういうものに光を当てています。そこも楽しんでいただけたらな、と思います。(共演者は)本当にお世話になっている方たちばかりなので、胸を借りるつもりで頑張ってやりたいと思っています。こんな才能のある方たちと一緒にお芝居をすると刺激をいっぱいもらえますし、そういう刺激が重なり合って、一つのシーン、一つのドラマになっていくと思います。僕自身、撮影を前にワクワクしているという感じですね」と、希望に胸を膨らませた。
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