「ごちそうさん」がクランクアップ！杏感激「かけがえのない時間を過ごせました」

3月29日(土)に最終回を迎えるNHK連続テレビ小説「ごちそうさん」の撮影が2月25日にクランクアップ。主人公・め以子を演じる杏と、西門家の面々の最後のシーンの撮影が行われた。

最後の撮影が終了し、映像チェックとこれまでの振り返りVTRの視聴が現場の全員で行われた。フロアディレクターより「チェックOK」のコールがされると、出演者に花束が贈呈され、現場は大きな拍手に包まれた。

取材会に応じた杏は、本作に出演した感想を「本当に一生の中でかけがえのない時間を過ごせたと思いますし、誰かほかの人生を自分が生きながらにして生きられた気がしています。それはすごくすてきな体験だったなと思います」と喜びをあらわに。

9カ月にわたる撮影で、一番の思い出深いシーンを「一番と言うと難しいんですけれど、義理の妹の希子ちゃん(高畑充希)のおかげで祝言を挙げさせていただいて、キャストがみんな集まって本当にお祭りみたいな気持ちになりました。ああやって全員そろうということがなかなかなかったので、思い出深いシーンです」と振り返った。

さらに、西門家の家族をコースメニューに例えるとどうなりますか、という質問に「め以子はワイルドなジビエのコースで、悠太郎(東出昌大)は理屈の多い品書きの多いおいしいフルコース。お静さん(宮崎美子)は甘味がおいしいようなかわいらしい料理で、ふ久(松浦雅)はオペラっていう四角くて分厚くて重厚に見えてすごい甘いケーキ。泰介(菅田将暉)はアジの干物みたいな感じ。川久保さん(茂山逸平)はうどん。かっちゃん(西畑大吾)はパフェみたいなかわいい食べ物ですね。正蔵さん(近藤正臣)はやっぱりおすし。なんか誰か抜けてそうで怖いんですけれど」と恐る恐るコメント。すると希子を演じた高畑から「ちいねぇちゃん！」とツッコミが。杏は慌てて「ごめんよ！　だって希子は焼き氷しかないじゃない(笑)。ツッコミは、打ち上げで受け付けます」と切り返し、周囲の笑いを誘った。