連続テレビ小説「マッサン」ヒロイン決定!「好きな作品は『純と愛』です」

2014/03/06 12:02 配信

ドラマ

連続テレビ小説「マッサン」主役夫婦に決まった玉山鉄二とシャーロット・ケイト・フォックス(写真左から)

ことしの9月29日(月)からNHK総合ほかで放送される平成26年度後期の連続テレビ小説「マッサン」の制作発表記者会見が行われ、会見場には主役夫婦となる玉山鉄二と、オーディションで勝ち上がりヒロインに決定したシャーロット・ケイト・フォックスが登場した。

現在放送中の「ごちそうさん」、3月31日(月)から放送の「花子とアン」に続いて91作目となる本作は、1972年に開催された札幌オリンピックの“日の丸飛行隊”を支援し、日本のウイスキー誕生を支えた竹鶴政孝とその妻・リタがモデルの“夫婦の奮闘記”。大阪の造り酒屋の跡取り息子が、ウイスキーに目覚め、単身渡ったスコットランドで女性と恋に落ち、駆け落ち同然で国際結婚する。帰国後、2人は日本初のウイスキー造りを目指し、大阪で挫折を繰り返しながら夢を追い続ける。昭和になり、北海道へと渡った2人は、新天地でウイスキー造りにゼロから挑むことになる。

注目のヒロイン・亀山エリーを演じるシャーロットは、'85年生まれの28歳。祖母がスコットランド人のアメリカ生まれで、アメリカで舞台や映画で経験を積み、日本でのテレビドラマは初出演となる。今回のオーディションは国内だけではなく、海外にも大きく広げて行われ、総勢500人を超える応募者の中からシャーロットが選ばれた。シャーロットはまだ日本語が話せず、通訳を介しながらコメントをする異例の会見となった。

シャーロットはまず日本語で「おはようございます。私はシャーロットです。どうぞよろしくお願いします」と片言の日本語であいさつ。その後、「最初にこの知らせを受けたのはパジャマを着ていたときでした。朝、スカイプで聞きました。最初にすごく名誉なことだと感じました。まだ自分の中で、どこか信じられないという部分があります。私のようなものがやってもいいのかという気持ちがあります。本当にNHKの皆さまのサポートに感謝いたします。早く撮影に臨みたいという気持ちが高まっています」と喜びの気持ちを表した。

夫役の“マッサン”こと亀山政春を演じる玉山は「昨年の9月くらいにお話をいただきまして、そのときの印象は、日本の朝のヒロインの相手ということで、果たして僕は朝ドラに似合っている男なのか、フレッシュなのかということでした。櫻井(賢)チーフ・プロデューサーや皆さんでお話したんですけど、マッサンの生い立ちや人間性を聞いて、すごく自分の心の中に燃えるものがみなぎりました。これからエリーと共に頑張って、10カ月間、夫としてエリーを守り続けていきたいと思っております」とやる気を示した。

互いの印象について、玉山は「(シャーロットとは)昨日初めてお会いしたんですが、会議室に入ってきた瞬間、ぼくのことを大きく抱きしめてくれました。多分ぼくに妻と子供がいることはまだご存知ないんでしょう(笑)。とても笑顔が印象的で、ぼくがいろいろな質問をするたびにジョークでなごませてから答えるという、とてもユーモアのある女性だなという印象でした」とコメント。一方、シャーロットは「とてもハンサムだと思いました。お話を始めると本当に一生懸命お話をなさる方だと感じました。会話の中でこの作品にかけているという気持ちをすごく感じました。私もスタッフの皆さんも同じようにこの作品にかけています」とお互い好感触だった様子。

シャーロットに、日本のテレビドラマや映画の印象について質問が飛ぶと「すごく真実味があるお芝居をする俳優さんがいたり、芸術性がある作品をすごく気に入っています」と感想を語った。さらに「好きな作品はありますか?」という質問に「アメリカで(連続テレビ小説の)『純と愛』を見る機会があり、好きで見ていました」とコメント。すると周囲から喜びの拍手と喝采が起こり、会見場はなごやかな空気に包まれた。

関連番組