「金田一少年の事件簿」14年ぶり復活も“何も変わらない”

2014/03/15 21:03 配信

アニメ

主人公・一のおなじみのポーズ“ジッチャンの名にかけて!”を決める小杉十郎太、松野太紀、中川亜紀子(写真左から)(C)天樹征丸・さとうふみや・講談社/読売テレビ・東映アニメーション

4月5日(土)から日本テレビ系で放送される新アニメ「金田一少年の事件簿R」に出演する声優陣の会見が都内スタジオにて行われた。

会見には、'97~00年に放送された前シリーズに引き続き声優に起用された主人公・金田一一(はじめ)役の松野太紀を始め、七瀬美雪役の中川亜紀子、剣持勇役の小杉十郎太が出席。前シリーズ終了から、実に14年ぶりとなるテレビシリーズ復活に際しての意気込みを語った。

松野は再アニメ化に際して「復活するまでにも、スペシャル版などで一を演じることはありましたが、まさかまたテレビシリーズをやれるとは思っていませんでした。放送決定の発表後には、復活を待ち望んでいたファンの皆さんにネット上の書き込みなど反応を頂いて、とても励みになっています」とファンへの感謝の意を表明。中川も「新しくなるにあたって、キャストが変わっていくことも少なくない中で、またやらせてもらうことは奇跡的なことだと思います。スペシャル版などをやらせていただいたときは、毎回“これが最後かもしれない”と思いながら演じていたのですが、今回はテレビシリーズをまたやらせてもらえるということになり、本当にありがたいし、うれしく思います」とコメント。小杉も「ことし初めてのうれしいできごと。“寝耳にうれしい水”です」と冗談っぽく語りつつも、「同じキャストでまたできるというのはうれしい。作品を盛り上げるような芝居ができれば」と意気込みを口にした。

また、松野は初回のアフレコを終えた感想を「マイクの前に立った瞬間、すぐに時を取り戻して以前のように演技することができました。ほぼ打ち合わせをせずに挑んだのですが、中川さんとも当時のように息の合った感じにできた」と振り返り、さらに「みんなで話しているのは、新しく始まるからといってあえて(演技を)変えることはしないでおこうということ。一たちは一旦テレビシリーズの放送が終わったあとでも、何も変わらずに生き続けていたようにしたいと思っています」と演技へのこだわりを見せるなど、現場のチームワークを感じさせるエピソードを明かした。

ほか、会見に同席した諏訪道彦プロデューサーは、「14年ぶりの復活で気合いが入っています。『金田一少年』の後には『名探偵コナン』が放送されるので、14年前に月曜夜にあった『ミステリーゾーン』が復活する形にもなる。両作品は同じミステリーでも全然違った色合いの作品。だからこそ1時間の『ミステリーゾーン』が成立すると思うので、通して見てもらってそれぞれ作品も違いも楽しんでいただければ」と語った。