杏から吉高へ!朝ドラのヒロイン“バトンタッチ”セレモニー

2014/03/22 04:19 配信

ドラマ

バトンタッチセレモニーを行った杏と吉高由里子(C)NHK

NHK連続テレビ小説の“ヒロイン・バトンタッチ”セレモニーが都内のスタジオで行われ、現在放送中の「ごちそうさん」のヒロイン・杏と、次回作「花子とアン」のヒロイン・吉高由里子がそろって出席した。

3月29日(土)に最終回を迎えるに杏は「昨日『ごちそうさん』の最終回をDVDで見て、そしてきょうヒロインのバトンタッチ式をしているので、本当に終わったなという気持ちで、すごくうれしく思いました」と感慨深げにコメント。そして朝ドラヒロインを引き継ぐ吉高に向けて「由里ちゃんだったら、明るく最後までひょうひょうと乗り切るんじゃないかなと思います。まだまだこれから激動の時代が待ち受けていると思いますが、元気で頑張ってください」とエールを送った。

それに対して吉高は、「『ごちそうさん』が始まったばかりのころ、違う現場で台本を5、6冊持ち歩いている杏ちゃんの姿を見て、いったい朝ドラってどんな現場なんだろうって思いました。聞いたら『本当に苦しいし、読むものがいっぱいあって大変だよ』って聞いて、『そうなんだ、頑張ってね』って他人事のようにうなずいていたのが、懐かしいです(笑)。まさか自分に降りかかってくるとは思わなかったです」と苦笑い。さらに「同じ時代でも、こっちはちょっと貧乏になっちゃうけど、貧しくても明るく、杏ちゃんたちが作ってくれた朝ドラの流れをくんで、みんなが朝から元気になるようなドラマになればいいなと思っています」と意気込みを見せた。

セレモニー恒例のプレゼント交換では、杏から吉高へ「いちご」と「いちごのブローチ」が贈られた。杏は「『ごちそうさん』の中で、いろいろなところですごくいい意味を持って、メッセージを持っているいちごを、今回『花子とアン』の皆さまに、そして花子ちゃんに贈りたいと思います」と手渡した。吉高は杏に「山梨の伝統工芸品のブックカバー」をプレゼント。「台本以外にも杏ちゃんはすごい本を持ち歩いて読んでいたりするので、その中の1つをカバーにして使っていただけたらうれしいです」と読書家の杏にはピッタリのアイテムを贈った。

最後に杏からもらったいちごの感想を聞かれた吉高は「あんなに大きいいちごは、ことし始めて食べました。『ごちそうさん』の1話はあのいちごから始まったので、私は2週間後、なんかいいスタートが切れそうでワクワクしました。うちは貧乏であまりごちそうがないので、『ごちそうさん』の消えものをまわしてほしいくらいでした」と自虐ネタで笑いをとった。