3月29日(土)に最終回を迎えるテレビ東京系ドラマ「大東京トイボックス」にヒロイン・百田モモ役で出演中の足立梨花。ゲームが大好きで、月山星乃(AAA・宇野実彩子)が社長を、天川太陽(要潤)がプランナー兼ディレクターを務めるゲーム制作会社・スタジオG3で働くことになったモモを演じる足立に、役柄や最終回に向けての見どころについて話を聞いた。
――最終回まで演じられた中で感じたモモの成長、変化などありましたらお聞かせください。
足立：最初は自分の考えだけでいっぱいいっぱいで。ゲーム業界のことを全く知らないし、とにかく一生懸命やるしかなかったモモちゃんが、だんだんと周りを気にするようになって、頑張るだけじゃできない事もあるとゲーム業界の厳しさも知ります。だけど、それを乗り越えていくことによって、ゲームクリエーターへと一歩ずつ近づいているような気がしました。まだまだ半人前で、立派なゲームクリエーターになるには時間が掛かるけど、モモちゃんなら「夢と希望と努力と根性」を武器に頑張ってくれるはずです。
――ゲーム業界に飛び込んで3カ月間、精いっぱい駆け抜けたモモに何か声を掛けてあげるとしたら、何て言いたいですか？
足立：モモちゃんには、「よく頑張ったね！ でもこれからが勝負だ！ 迷わず諦めず…突っ走れ！ 応援してるよ！」って言いたいですね。
――特に印象に残っているシーンやせりふはありますか？
足立：本当は最終回のあのシーン！っと言いたいところなんですが、まだ秘密です(笑)。
――ですよね(笑)。
足立：でもやっぱり、5話のソードクロニクルを作ったのは師匠(太陽)だと分かり、もう一度たくさんの企画書を持ってG3にきたときにモモちゃんが言ったせりふで「…夢と希望の…次の武器は…努力と根性かと！」というところは、印象に残っていますね。モモちゃんを表している文章です。ここのシーンは自分の思いを師匠に伝えるシーンです。結局、師匠にはあまり伝わってなかったみたいですが(笑)。そしてそのあとの、G3に正式な社員になった後の月山さんの“頭ぽんぽん”には泣きそうになりましたね。「よく頑張ったね」って言われた気がして…。ここの頭ぽんぽんは台本にはなくて、宇野さんがテストで急にされたので…もう不意打ちですよ(笑)。この2シーンはモモがやっと認められて仲間になるシーンなので印象深いです。
――モモは、短い前髪や話し方などからも元気いっぱいな雰囲気がとても伝わってくるキャラクターだと思うのですが、モモを演じる上で心掛けた点などありますか？
足立：原作を読んでモモちゃんは元気いっぱいで、とにかく常に動いているイメージがありました。だから、話しているときもジェスチャーを交えて動きがあるようにしたり、何かに反応するとき、コミカルにちょっとオーバーにしようと心掛けました。そして出来上がったのがドラマのモモちゃんです。
――ゲーム業界に飛び込むということで事前に何か勉強はされましたか？
足立：モモちゃんはゲーム業界のことを詳しく知らないままG3に飛び込みました。なので、あえて勉強せず無知のまま飛び込み、「あぁこんなに大変なんだ」「この意味は？」とリアルなモモちゃんのように徐々に学んでいきました。
――ドラマの中では師匠のような存在の要さんですが、共演されての印象を教えてください。
足立：本当に優しい方で、率先して場を盛り上げてくださるんです。現場にはエアコンがあって暖房をつけていたんですが本番はうるさいので消さなくちゃいけなくて。その暖房をつけたり消したりするのを、誰がいち早くいいタイミングで消せるのかっというのをスタッフさんと競ってたり(笑)。モノマネしてみんなを笑わせてくれたり。現場は笑顔でいっぱいでした。
――要さんから何かアドバイスや、撮影の合間で印象に残ったエピソードは何かありますか？
足立：要さんはよく気にかけてくださっていて…。私が、ここのモモちゃんは普段ならテンション高くばーっと怒るんだろうなと思っていたんですが、「それだとモモちゃん成長してないしどうしたらいいんだろう？」と悩んでいる時、台本を見ながら「このせりふはこの気持ちだよね。だったらこうしてみたら？」とか、たくさんのアドバイスをもらいました。要さんのおかげですてきなシーンになりました。
――最後に最終回に向けての見どころ、視聴者の皆さんへのメッセージをお願いします。
足立：最後の最後まで問題が山積みなG3ですが、これからどう乗り越えるのかが見どころです。そして「ソリダスの考えとは!?」ってところも気になりますよね。とにかく最後の最後まで大東京トイボックスワールド炸裂なので、ぜひ見てください！ そしてモモちゃんを温かく見守ってください!!
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