品川ヒロシ監督最新作「サンブンノイチ」が公開！ 原作者も「俺の頭のぞかれたみたい！」と大満足!!

映画「ドロップ」「漫才ギャング」に続く、3作目にして初めて原作ものの映画化に挑んだ品川ヒロシ監督の最新作・映画「サンブンノイチ」が、いよいよ4月1日(火)から公開される。今作はキャバクラの店長とボーイ、常連客の3人が銀行強盗をして人生のどん底から一発逆転を目指す、最後まで予測不可能な作品になっている。

今回、かねてからやりたかったというクライムムービーに挑んだ品川に撮影秘話を直撃。木下半太の同名小説が原作で、クエンティン・タランティーノへのオマージュがちりばめられたストーリーになっており、品川がやりたいことが盛り込まれた作品だったそう。品川は「原作を読んですぐに映画化したいと思い台本書き始めました。半太さんとは年も近くて同じくタランティーノが好きで話も合ったし、うまくシンクロできたんじゃないかと思います」と語った。

今作は原作ものの映画化で、自分のカラーを出しつつ、原作の世界観を壊さないことが過去2作と違う難しさだったといい、「第一に、半太さんに納得してほしかった」という品川は、試写室から木下氏が出てきた瞬間に「俺の頭の中をのぞかれたみたい！」とハグされて、一気に肩の荷が下りたという。

また、出演者に関しては、「完璧なキャスティングです。一番に決まったのは、小杉(竜一・ブラックマヨネーズ)さんですね。デブ、ハゲ、関西人と言われて小杉さん以上の人が思い浮かばなかったです(笑)」と満足気な表情を浮かべた。主人公を務めた藤原竜也と田中聖、小杉についても「3人はホント仲が良くて、いつも一緒にいました。いい意味で“学生ノリ”でした。小杉さんはムードメーカーで、竜也君が本当に良いリーダーで、聖がかわいい弟で、役のまんまでしたね」と振り返った。

3人のほかに脇を固めるのは、窪塚洋介や池畑慎之介☆という個性派俳優。さらに哀川翔や壇蜜ら、随所に豪華俳優陣を出演させるぜいたくなキャスティングもみどころだ。