「たけしのTVタックル」が深夜枠に引っ越し! 白熱の議論を展開!!

2014/03/31 23:04 配信

バラエティー

ますますパワーアップした「ビートたけしのTVタックル」に出演するビートたけし、阿川佐和子、大竹まこと(C)テレビ朝日

平成元年('89年)7月にスタートしたビートたけしがMCを務めるバラエティー「ビートたけしのTVタックル」が、3月31日の放送からリニューアル。26年目の新生“TVタックル”の初収録を終え、たけしは「今後、例えば日本と韓国の問題を一般の人同士で議論をやってみると面白いんじゃないかと思っています。これまで知識人とか、大学の先生とか記者の人がやり合うから、政治的な背景とか歴史観の問題になっていましたが、一般の人が発言しあうのは面白いんじゃないかな」と、前向きに展望した。

同番組は、ことし放送開始26年目に突入した人気トークバラエティー。'13年8月に放送1000回を超え、「アメトーーク!」や「マツコ&有吉の怒り新党」など、テレビ朝日が得意とする23時台のバラエティーゾーンに登場した。その枠移動後初放送となる3月31日、4月7日(月)放送の第2回分の収録がこのたび行われた。リニューアル初回は“イマドキ犯罪撲滅SP”と題し、激増するストーカー犯罪、知らぬ間に犯罪に加担してしまう恐ろしい罠、取り締まりが難しい脱法ドラッグなどをクローズアップ。その手口や犯罪から身を守るための対策や法整備などについて、元警察官僚で参議院議員の小野次郎氏、ミッツ・マングローブ、カンニング竹山らをゲストに招き激論を交わした。そして、リニューアル第2回は“日本に死刑制度なんていらない!?”をテーマに、死刑賛成派・反対派がスタジオに集結。元法務大臣の鳩山邦夫氏、弁護士で参議院議員の丸山和也氏、小薮千豊らがトークを繰り広げた。

これまでの政治・経済だけではない、より身近な問題もテーマに幅広いジャンルからゲストを迎え、これまで以上に熱いトークバトルを展開。ビートたけし、大竹まこと、そして阿川佐和子も激論に参戦し、予定時間をオーバーするほどヒートアップしたが、無事にリニューアル初回の収録を終了した。収録後、あんどの表情で取材陣のカメラに収まった3人は、引き続き行われた囲み会見で“新たなタックル”となっての感想や今後の期待などを語った。

メーンMCのたけしは「政局も安定しちゃったので“タックル”もやりようがないなと思っていたんですが、非常に古典的な“死刑”といったテーマではやっぱり議論が白熱するなと思いました。ただクロストークに慣れていないというかな、前の政局をテーマにした時に出演してくれた議員さんは発言のタイミングを計っていて、上手に入ってきてくれましたが、話題が変わって新しい人たちが入ってくると、なかなかそうはいかない。扱う話題が豊富になったのは楽しいんですが、番組としての面白さはどうなんだというのは課題だと思います。早い時間帯で放送していた時よりも下世話なネタが扱えるので、うれしい限りです。放送枠が変わって初放送の31日は、昼に『笑っていいとも!』(フジ系)に出ちゃうけど、あれは生放送だから『タックル』の宣伝をしとくかな。今晩放送、タモリも(明石家)さんまも出ますって(笑)」と、爆弾発言が飛び出した。

同じくレギュラーを務める大竹は「たけしさんのおっしゃったことは的を射ていて、政治家の方も番組のことを考えて、どの方もタイトにピシ、ピシと意見を言われる。そうするとやりやすいんです。偉い人の話を聞いていると、頭が真っ白になるときがあるんですよ(苦笑)。だから、もっと庶民の人が何を考えているのかが大事だなと思うんです。政治のこととか、消費税とか。暮らしているのは私たちですから。そこはたけしさんのおっしゃる通り、もっと一般の方の意見も聞いてみたいですね」と、明かした。また、阿川は「私は進行役の立場にいますから、テンポというものを作らなきゃいけないと思っているんですが、きょうはちょっと役に立っていなかったと思います。1回目、2回目だからドーンといこうというスタッフの意気込みもあったと思いますけど、テーマ自体が重いかなと。それをどう扱って“タックル”風に咀しゃくするか。そこがまだぎこちないというか、リズムがとれないまま収録が終わったなという気がします。これから精進します」と、意気込みを語った。