4月10日(木)にスタートする小栗旬主演ドラマ「BORDER」(テレビ朝日系)の制作発表会見が4月3日に行われ、小栗、青木崇高、波瑠、古田新太、遠藤憲一が登壇した。
同作は、「GO」や「SP 警視庁警備部警護課第四係」などの大ヒット映像作品の原案・脚本を手掛けた直木賞作家の金城一紀氏が書き下ろした新作刑事ドラマ。“死者と対話できる”特殊能力を手にした刑事・石川が、望まずして命を落とした被害者から証言を聞き出し、“神の領域”に足を踏み入れてでも事件を必ず解決しようとする。生と死、正義と法、情と非情…さまざまなBORDERで葛藤しながらも、被害者の無念を晴らすために立ち向かっていく石川を、小栗が深く魅力的に演じていく。また、本作同様に石川を主人公に据え、コミック(マンガ=小手川ゆあ、原作=金城一紀)、小説(著=古川春秋)でも、それぞれ全く異なるストーリーを展開する“BORDERプロジェクト”も進行。3つの世界で見せる石川の別の顔も併せて期待が集まる。
会見は撮影現場の和気あいあいとした雰囲気そのままで、ドラマの見どころや裏話、作品にかける意気込みを披露。劇中に登場する個性的なキャラクターのハッカー・サイモン(浜野謙太)&ガーファンクル(野間口徹)の役どころにちなみ、彼らに登壇者の裏の顔(=現場での素顔)に関する情報調査を極秘で依頼するというスタイルで、出演者の素顔を紹介。中でも「ハンマーを振り回す」という怪しげな情報を写真と共に暴露された小栗は「これは金城さんにいただいた“スレッジハンマー”で、背筋をきたえるためのトレーニンググッズなんです」と説明。「今回は出番が多くてすごく忙しく、(ジムに)あまり体をきたえに行けないので、現場で毎日きたえているんです」と、意外な現場の過ごし方を明かした。さらに、青木がロケ先でおいしいものを探すのが得意なことや波瑠が周囲の男性陣にビシビシと厳しいツッコミを入れていること、古田の“女子力”が高いこと、遠藤がウオーキング中に図らずも警察官から職務質問されてしまったことも暴露され、会場が笑いに包まれた。
撮影現場の雰囲気について、小栗は「作品の内容がとてもシリアスなので、やりようによっては現場もシリアスになると思うんですけど、せっかくなので楽しくしたいなと思い、実際そのように現場では過ごしています」と胸を張る。また、見どころについて「すごく機械的だった石川は“死者と対話”をしていくことで、徐々に人間らしくなっていきます。きょう出来上がった第1話を見たら、とても硬派なドラマになっていました。皆さんにとても楽しんでいただける作品になったと思います。次から次へとあがってくる台本が本当に面白いので、僕らはこの面白い世界観に乗っていくだけだな、と思っています」と、笑顔を見せた。
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