フジ系で4月15日(火)にスタートするドラマ「ビター・ブラッド~最悪で最強の親子刑事~」の制作発表が都内に建て込まれた銀座警察署セット内で行われ、主演の佐藤健をはじめ、出演者の渡部篤郎、忽那汐里、吹越満、田中哲司、皆川猿時、KEIJI、高橋克実が登壇した。
同作は、佐藤演じる夏輝が念願の新人刑事として配属された銀座署で、幼少期に別離した実の父・明村(渡部)と再会、親子でバディを組むことになってしまった二人の葛藤や、夏輝の恋愛模様をコメディータッチで描く本格刑事ドラマ。
佐藤は「今クールのドラマは刑事ものがとても多いですが、たぶん僕たちのドラマが一番事件が起こらないです(笑)」と苦笑いするも、「日常に近い、些細な事件が多いので、このドラマの見どころは事件を解決していくというよりは、この刑事課の登場人物たちが見どころです。本当にすごく個性あふれるメンバーで、見ているだけで楽しめます。僕たちが目指しているのは、事件が起こらなくてもこの人たちが出ているから面白いドラマです。実際にそういったドラマが作れているのではないかなと手応えも感じています」とあいさつした。
すると、渡部は「しっかりしてますね。普段はぼ~っとしてるんですけどね(笑)。こんなにいろんなことを考えていて、ドラマのことをしっかり把握していているとは」と驚き、「今、佐藤くんが言ったことがすべてですね。僕はいくつも刑事ドラマをやらせていただいていますが、本当に楽しくお客様に届けられる作品を作っていると実感しております」と笑顔を見せた。
また、21歳差という佐藤に対し「彼の方からもたくさんアイディアを提案してくれるので、また新しい感覚を教えていただいているような感じがします。時に本当の子供のように思うときもありますが、すごく頼もしく思っております」と絶賛した。
さらに、明村の口ぐせ“ナンセンス”にちなみ、撮影現場で“ナンセンスだな”と感じたことを問われると、佐藤は「この刑事課の皆さんとお芝居させていただくと本当に皆さんが面白すぎて、笑いを堪えるのに集中し過ぎて芝居が全然できないことが“ナンセンス”。このメンバーでやってお芝居に100%集中出来たことがないです(笑)」と告白。続けて「とにかく笑わないことだけを考えてるんですが、皆さんアドリブが多くて、特に皆川さんが空気を切り裂くひと言を放ってるんです」と佐藤が皆川を名指しすると、皆川は「一生懸命やっているだけで悪いことはしてません」と会場を笑わせ、共演者一同の仲の良さをうかがわせた。
今回、刑事役に初挑戦の佐藤は同局の「踊る大走査線シリーズ」('97年~)の大ファンと語り、「ドラマも映画もSPも全部見てます! 中学生くらいのときにはまって見ていて、そのときに刑事になりたいって思いました」と待望の刑事役に目を輝かせ、「初めての刑事ものということで、僕も精一杯やらせてもらっていますので、ぜひ見てほしいです! ご期待ください!」と意気込んだ。
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