スーツを仕立てた“ダンディ”滝藤賢一「子供の入園式に着て行こうかしら」

2014/04/13 01:26 配信

芸能一般

滝藤賢一は、オーダースーツを着用し、主演ドラマ放送開始記念のイベントに臨んだ

4月12日に東京・新宿の伊勢丹新宿店本館で、テレビ東京系の連続ドラマ「俺のダンディズム」の放送開始を記念し(4月16日(水)スタート)、『滝藤賢一が語るダンディズムトークショー』が行われた。「俺のダンディズム」は、仕事と家庭にばかり追われていたさえないサラリーマンが、お気に入りの新人女子社員にモテたいがために、ダンディな男になろうと一大決心する物語。この日のトークショーは、「俺のダンディズム」の主演を務める滝藤と、男性ファッション誌「MEN'S EX」の大野陽編集長が「ダンディな男」について語り合った。

滝藤はこの日のために用意したというオーダースーツを着用。着心地を聞かれると「体にフィットしていて、胸を張れます。自分でも別人だと思ってしまいましたね(笑)」と少し照れながらコメント。大野編集長も「きょうの滝藤さんは、英国スタイルのスーツで、ウィンドウ・ペンという柄を使用しているところがダンディポイントです。スリーピースにするだけでダンディさがアップしますね。オーダーなので、ウエストのシェイプ具合や、肩のサイズ感がぴったりとしています。また、フレアになっている袖口と、カットしてあるフロントもオシャレに見えます。晴れの舞台にふさわしいスーツですね」とこの日の滝藤をべた褒め。もうすぐ4児の父親になる滝藤は、「子供の入園式に着て行こうかしら」と会場の笑いを誘う。

滝藤にとってのダンディとは何なのか、という質問に対しては、「仕事以外のときは結婚指輪をするようにしています。結婚している人にしかできないじゃないですか。僕は人のものなんだぞ、と(笑)。結婚指輪はとにかく好きですね」と愛妻家の一面をのぞかせた。

また、滝藤はドラマの中に出てくる「ダンディはやせ我慢」というセリフに感心したという。「今このスーツを着ていて、首が苦しいですし、引っ張られますけど、こういった苦しさや我慢がダンディにつながるのではないかと思います。あの台本の意味がやっと分かりました(笑)」とこの日の滝藤ならではのダンディズム論を披露。大野編集長も共感しながら「スーツというものは自由ではないんですよね。決められたスタイル、制約の中で色や形でどう遊ぶかということが大切。大人のハードルの高い装いだと思います。わりとストイックな世界で、苦しさの中で、姿勢を正して、ピシっとする。それがダンディなんだと思います」と立ち居振る舞いも含めた大人の男性こそが、ダンディではないかと語った。

ドラマの内容について滝藤は、「正直、どうでもいい話なんですよ(笑)。でも、だからこそ身近に感じられるでしょうし、僕が演じる段田一郎という男に共感しやすい内容になっていると思います。あとは、アイテムが毎回出てくるのですが、ただ説明しているのではなく、コミカルな会話の中で描かれているので、楽しく知識を増やせるのではないかと思います。腕時計や万年筆、手帳、メガネ、カバン、財布、傘、シャツ&ネクタイ、スーツ、下着などが扱われます」。司会の大橋未歩アナも、「ドラマの最終話に到達する頃には、見ていた男性たちがグレードアップしてダンディになっているといいですね」と新ドラマに期待を寄せた。

最後に、もうすぐ4人目の子供が生まれる滝藤に、番組から「俺のダンディズム」のロゴ入り前掛けとロンパースがプレゼントされ、滝藤は「とてもうれしいです。初主演ドラマの放送中に生まれますから、必ず着せて、濱谷(晃一)プロデューサーに写真を送ります(笑)」とコメントし、最後まで和やかなムードのままイベントは終了した。