4月10日にスタートした小栗旬主演の木曜ドラマ「BORDER」(テレビ朝日系)。直木賞作家の金城一紀氏が原案・脚本を務めるだけあって、1話から激しい描写がふんだんに盛り込まれていたが、4月17日(木)放送の第2話『救出』も冒頭から過激なシーンが続出する。
気になるあらすじは、女子高生連続殺人事件の被疑者・村上(丸山智己)を署に連行するため、石川(小栗)と立花(青木崇高)は村上の自宅アパートを訪れる。だが、2人が部屋に入ると村上はナイフを手に正座。しかも、石川に向かって「もう1人いるぞ!」と言ったかと思うと、自らのノドをナイフで切り、死亡してしまう。間もなく現場検証が始まり、被疑者死亡で簡単に処理されそうになるが、石川は“死者と交信できる”という自らの特殊能力ゆえ、死んだ村上と会話することに。そして、村上から自分を助けようとしたお礼にと「部屋の隅を調べろ」というヒントを与えられる。言葉通り調べた石川は、床の木材の継ぎ目にかすかな隙間を発見。床の下にはガラスケースがあり、中には赤いリボンで束ねられた毛髪を7つ発見する。
これまで村上に殺害され、遺体で発見された女子高生は6人であることから、未発見の被害者がもう1人いることになる。そんな中、石川は再び現れた村上から「まだ生きてるぞ。24時間以内に見つけられれば助かる」と助言される。しかし、村上は女子高生の監禁場所も身元も教えようとせず、石川をあの手この手でもてあそぶ始末。刻々と過ぎていく時間に、石川は焦りの色を隠せない。そして、特別検視官・比嘉(波瑠)の“プロファイリング”結果と、村上に関するある情報をもとに、石川は村上との交渉を試みる…。
第2話では、金城氏肝入りの個性派キャラクター・サイモン(浜野謙太)&ガーファンクル(野間口徹)が登場する。2人はかわいらしいいでたちをしているが、職業はハッカー。犯人・村上のことをより詳しく知るため、石川が情報屋・赤井(古田新太)から紹介してもらういわくつきのコンビ。ますます“悪の道”に手を染めてしまうが、それもこれも被害者たちを救出するための手段。悪を憎むがゆえに“毒をもって毒を制す”石川の葛藤にも注目して見てほしい。
この記事の関連情報はこちら(WEBサイト ザテレビジョン)