小栗旬×金城一紀の最強タッグが送るドラマ「BORDER」は個性派キャラクターの宝庫!?

2014/04/21 07:00 配信

ドラマ

「BORDER」主人公の石川(小栗旬)と彼が協力を求める謎の情報屋・赤井(古田新太)(C)テレビ朝日

4月も下旬に差し掛かり、春ドラマも続々とスタート。人気の池井戸潤原作ドラマ「花咲舞が黙ってない」(日本テレビ系)が17.2%で初回視聴率ではトップの数字を記録、次いで上野樹里が復しゅうに燃える女医を熱演する「アリスの棘」(TBS系)が14.2%、中井貴一と小泉今日子の大人の恋を描くシリーズ第2弾「続・最後から二番目の恋」(フジテレビ系)が14.0%とまずまずのスタートを切った(数字は全てビデオリサーチ調べ、関東地区)。そんな春ドラマ戦線には個性的なキャラクターがたくさん存在するが、中でも小栗旬主演ドラマ「BORDER」(テレビ朝日系)には魅力的な人物が盛りだくさん。今回は同作の個性派キャラにスポットライトを当て、ドラマの見どころを紹介する。

「BORDER」は、「GO」('00年)や「SP 警視庁警備部警護課第四係」('07年ほか)などで知られる直木賞作家の金城一紀が原案・脚本を務める新世代型刑事ドラマ。死者と対話する刑事・石川(小栗)が、事件や事故に巻き込まれて亡くなった死者から犯人につながるヒントや犯人そのものを聞き、事件を解決に導いていく。小栗のほか、青木崇高、波瑠、遠藤憲一らが出演。その骨太な刑事ドラマで、石川が死者の無念を晴らすべく事件の証拠を集める際に“利用”する人物がとても興味深いキャラクターばかり。

まず、4月10日に放送された1話で登場したのは古田新太が演じる謎の情報屋・赤井。サラリーマン街の居酒屋を“オフィス”とし、事件の真相の手掛かりを知りたい石川のために多種多様な情報を提供する。決定的に人間不信なのに、物腰が柔らかく、意外と(?)義理人情に厚いところもある。2話から登場したのはその赤井から紹介された天才ハッカーコンビ・サイモン(浜野謙太)&ガーファンクル(野間口徹)。金城もお気に入りのコンビで、彼が好きだという実在するアーティストをモチーフにしてキャラ付けされた。そして、4月24日(木)の3話からいよいよ滝藤賢一扮する便利屋・スズキが登場する。滝藤といえば昨年放送された「半沢直樹」(TBS系)で主人公・半沢(堺雅人)の同期社員・近藤を好演したのも記憶に新しいが、今クールは「俺のダンディズム」(テレビ東京系)でも主演を務めるなど、充実一途。「BORDER」では、石川の違法捜査スレスレの行為を陰ながらサポートする“裏の協力者”として存在感を示す。毎話、凝りに凝ったストーリーが展開される話の本筋はもちろん、脇を固める個性的なキャラクターにも注目して見てほしい。