毎週水曜に放送中の小澤征悦主演ドラマ「TEAM-警視庁特別犯罪捜査本部-」(テレビ朝日系)で、主人公の佐久(小澤)と衝突する捜査一課13係の係長・島野を演じる田辺誠一にインタビューを敢行。撮影が始まって2カ月ほど経過し、文字通り“TEAM WORK”が良くなってきた現場の雰囲気や、共演者についてなど余すところなく語ってもらった。
――撮影が始まって2カ月経ちましたが、あらためて13係の係長・島野の演じられての感想を教えてください。
正義感にあふれ、年齢的にも立場的にも責任感のある役なので、とても演じがいがあります。係長というポジションですが、男ばかりの現場なので、それぞれの年齢や立場も想像しやすいですし、現場も男臭くて体育会系のノリがあって…。僕は高校時代まで男子校のボート部で体育会系だったので、とても親しみのある環境の中、演じることができています。
――会見でも皆さんの呼吸がバッチリ合っているなという印象を受けましたが、現場ではどんな話をされるのですか?
朝から下ネタになるときもありますが(笑)、比較的ソッチの男子系の話は少なくて、世間の話題とか冗談を言ったり、誰かをイジったり、それぞれの個性もハッキリしていますし、不思議なくらい仲が良いです。朝から夜まで、待ち時間も本番直前までみんなでおしゃべりしています、ほとんどおばちゃんの井戸端会議状態です。
――小澤さんは会見のとき、自分ならうまくやれそうとおっしゃっていましたが、田辺さんは佐久のような男が実際に上司だったり、周りにいたりしたら仲良くできそうですか?
仲良くはできないかもしれませんが、自分とは違う発想なので面白いなあとは思います。事件解決という向かっている方向は一緒なので、上司でもストレスは感じません。自分がもっと若かったら、自分のやり方と違う、受け入れられない、という主張をしないと自分が今までやってきた方法が否定される気分になってしまうかもしれませんが、もうある程度の歳なので(笑)、面白いなあと個人的には思えます。
――島野は実直で生真面目な性格で、佐久とよく衝突しますが、田辺さんご自身は島野の性格に共感できますか?
島野は警視総監のおいという立場、そこには頼りたくないと思って生きてきた。戦ってきた部分が大きいと思います。なので自らノンキャリの道を選んでいますし。そういう一つずつ道を切り開いてきた男にとっては、やはり常識外の佐久のやり方は受け入れにくいのだと思います。島野の常識的に、コツコツと事件を追い進めていくやり方は共感できます。
――田辺さん演じる島野のアピールポイント、ここを見てほしいという見どころがあれば教えてください。
上には管理官がいて、下には13係のメンバーがいるという中間の立場で、島野の正義感の通し方を見ていただければと思います。全体では、本庁と所轄の争い、捜査本部での争い、警察上層部と現場の争い、地検や公安など外部との争いのある中、管理官の“策”でバラバラの捜査本部が一致団結し事件解決に動くダイナミズムを感じていただければうれしいです!
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