クリエイティブディレクター・箭内道彦が私財を投じて出版してきたフリーペーパー「月刊 風とロック」が創刊100号を迎えたことを記念して、4月25日(金)~5月6日(火・休)に東京・表参道ヒルズで「箭内道彦 月刊 風とロック展」が開催され、4月24日に行われたプレスプレビューに箭内と平井理央が出席した。
「月刊 風とロック」は箭内が'05年4月に創刊したフリーペーパーで、発行人・編集長・インタビューアー・編集者・アートディレクター全てを一人で手掛けているもの。一部の地域を除くタワーレコードで入手することができ、平井もたびたび誌面に登場している。
また、本展ではこれまで誌面に登場した福山雅治、長澤まさみ、オダギリジョー、ももいろクローバーZ、AKB48・柏木由紀、オノ・ヨーコ、忌野清志郎など豪華著名人の写真やインタビューが展示されている。
100号を迎えた心境について、箭内は「創刊時はまさか100号も続くと思っていなかった。金銭的にもつらい中でやっていたんで(笑)。車のローンが払えなくなり、親に連絡が行ったこともありました。でも、赤字ってホリックなものがあるんですよ。気持ちいいですね。赤字だけどつぶれないっていうのをどこまでやれるかが、自分への挑戦です!」と語った。
一方、平井も「私も某テレビの収録でかなりの赤字を出していますけど、気持ちよくはないですね」と、“クビレース”を独走する「ぐるぐるナインティナイン」(日本テレビ系)の「ゴチ15」と思しき話を引き合いに出しながら苦笑した。
今後について、箭内は「宮藤官九郎さんが『タダより熱いものはないぜ』という言葉をメールで下さった時に、『500号までやります!』と約束したから、そこまで頑張ろうと思います」と意気込みを語った。
会期中は長澤まさみ(4月28日)、成海璃子(4月30日)、オダギリジョー(5月4日)らが会場を訪れ、箭内による「月刊 風とロック」の公開取材も行う。
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