「妻はくノ一~最終章~」の和田聰宏『川村といえば“無表情、無感情”』

2014/05/14 12:57 配信

ドラマ

「妻はくノ一~最終章~」で川村真一郎役を演じる和田聰宏(C)NHK

5/23(金)夜8時からNHK BSプレミアムでスタートする時代劇「妻は、くノ一~最終章~」。'13年4月から5月まで放送していたドラマの続編で、互いに思い合っているのになかなか一緒になれないくノ一と藩士の恋模様を描く。平戸藩士・雙星彦馬(市川染五郎)の元に織江(瀧本美織)が嫁いでくるが、織江は平戸藩の内偵のために嫁いできたくノ一だということが発覚する。真実を知りながらも織江への気持ちを抑えられない彦馬は姿を消した織江を追いかけて江戸へとやって来る。

今回、同ドラマで織江の上司であり、ひそかに織江に心を寄せている川村真一郎役の和田聰宏にインタビューを敢行。役柄に対する思いから同ドラマにかける意気込みまで聞いた。

――川村真一郎に対しての印象はいかがですか?

印象深いのは、織江に対するいちずな思いではないでしょうか。川村真一郎という役柄の核となる部分は前シリーズから通して、織江へのいちずな思いだと思います。

――演じる上で工夫した点はありますか?

川村といえば「無表情、無感情」。それを演じる上で一貫していたのが抑揚をつけない言い回しでの感情表現です。それは間だったり、ちょっとした目の動きだったりなんですが、そういった点を前シリーズから常に意識して演じていました。

――共演者の方々と恒例になっている事などはありますか?

これは僕だけの勝手な決め事だったのですが、彦馬を演じる市川染五郎さんとは、撮影中の実際の距離感をそのまま演じる時の距離感として反映させていたと思います。前シリーズでは、お話ししたかったけどあえて距離を置きましたし、今回のシリーズでは遠からず近からずの距離を保とうとしていました。

――前シリーズも含めて印象に残っているシーンはありますか?

アクションシーンです。前シリーズでは、若村麻由美さん演じる雅江とのアクションでした。夜の撮影で4日間くらいかかり、いろいろな意味でとても思い入れのある大好きなシーンです。

――最後に見どころをお願いします。

前シリーズからの彦馬と織江の二人の行く末もさる事ながら、それぞれに関わってくる人々の切なくも心温まるストーリーです。そして、憎き川村真一郎も最後ですので、(そこも)楽しんで見ていただけたらうれしいです。です