連続テレビ小説「マッサン」主演の玉山鉄二がせりふ覚えの悪さに焦り!?

2014/05/16 17:56 配信

ドラマ

連続テレビ小説「マッサン」のロケ地・竹原での会見に登場した(左から)前田吟、玉山鉄二、シャーロット・ケイト・フォックス、早見あかり、高橋元太郎(C)NHK

NHK総合ほかで9月29日(月)からスタートする連続テレビ小説「マッサン」の取材会が広島・竹原でのロケに合わせて行われ、出演する玉山鉄二、シャーロット・ケイト・フォックス、前田吟、早見あかり、高橋元太郎、さらに制作統括を務める櫻井賢氏が登場した。

同作は、'72年札幌オリンピックのスキージャンプ70m級で金銀銅メダルを独占した“日の丸飛行隊”を支援し、日本のウイスキー誕生を支えた竹鶴政孝と妻・リタがモデルとなっている“夫婦の奮闘記”。大正時代、広島の造り酒屋の跡取り息子・マッサンこと亀山政春(玉山)はウイスキーに魅了され、不可能だとされていた国産初のウイスキーを製造するため、単身大阪からウイスキーの本場であるスコットランドへと渡る。そして、スコットランド人の女性・エリー(シャーロット)と恋に落ち、駆け落ち同然の国際結婚をする。それから2年後、本場の技術を持って帰国した政春らは、大阪で挫折を繰り返しながらも夢に向かって進んでいく。そして、昭和へと時代が変わった後に北海道へと渡った二人は、新たな場所でウイスキー造りにゼロから挑んでいく。

5月7日のクランクインから約一週間が経過。撮影現場である竹原の印象について、玉山は「僕は京都出身なので、石畳の街並みが京都の祇園に似ていて風情があるなぁという印象を最初に受けました。また、街を歩いている方や住んでいる方たちの言葉がすごくやわらかく、時間の流れがゆったりとしていて優しさを感じました。ロケで初めてこちら(竹鶴酒造)にお邪魔して木桶を見たときは、すごく感動しました。これからマッサンという役の雰囲気を出していく上で、ポテンシャルを上げてくれる存在だなぁと思いました」と話し、作品について「“夢を持ちづらい時代”と言われていますが、今の若い人たちにはやっぱり夢の大事さを感じてもらいたいです。僕は“夢を持ちづらい”のではなくて、ちょっと雑念が多すぎる時代なんだと思います。このドラマでは、その雑念を取り払えるぐらいのひたむきさであったり、情熱というものを感じていただけたらとてもうれしいです」とアピールした。

また、マッサンの妻を演じるシャーロットは「日本は概してアメリカよりも歴史が古いので、全てのものがアメリカよりも伝統あるものに見えます。特にこの街(竹原)は伝統があると思いますし、何か空気のような、昔からのエネルギーというような優しさが込められたパワーを感じます。玉山さんが言っていたように、こちらで出会った方は皆さんとても優しい方たちでした」と語った。

さらに、シャーロットの日本語を使った演技について、玉山は「初めに本読みをしたときは驚きました。ほとんど全部のせりふを覚えていて、イントネーションもきれいだったので、その点に関しては心配ないなと思いました。むしろ、僕のせりふの覚えの悪さが危ないなと思いました。確実に僕よりNGは出していません」と撮影での裏話を明かした。これに対し、シャーロットは英語で「普段は英語でお芝居をしているんですけど、同じようなものだと思うんです。自分の感覚、感情、それから他のシーンを一緒に演じている方から刺激を受けるというのがお芝居だと思っています。他の共演者の方が我慢強く私を受け入れてくださって感謝しています。(日本語で)ありがとうございます」と芝居に対する思いを語った。

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