7月スタートのドラマ「GTO」(フジ系)で、比嘉愛未がヒロインを務めることが分かった。また、NHKの連続テレビ小説「あまちゃん」('13年)で注目を集めた松岡茉優や、Sexy Zoneの菊池風磨らが生徒役で出演する。
'12年に放送されたドラマ「GTO」の新シリーズとなる本作では、暴走族出身の教師・鬼塚英吉(AKIRA)が“生命(いのち)”をテーマに女子高生の妊娠や命をないがしろにする不登校児、ストーカー化する男子などの問題に向き合っていく。
鬼塚が新たに赴任するのは明修湘南高校で、鬼塚は2年A組の副担任に。そこで比嘉愛未が演じる2年A組担任・藤川ほなみと出会う。ほか、2年A組の生徒役で松岡茉優、菊池風磨、三吉彩花、竜星涼、小芝風花、片寄涼太、堀井新太、木崎ゆりあ、新里宏太、岡本夏美、荒井敦史、佐野玲於、松浦雅、岡本カウアン、宮武美桜、松井愛莉、西川俊介、町山博彦、伊藤沙莉、武井証、瑞季、久松郁実、高田夏帆、池田永吉と全24名が出演。さらに、鬼塚の高校時代の担任で、鬼塚の過去を知る雑務担当職員・富士宮司を小野武彦が演じる。
河西秀幸プロデューサーは比嘉の起用理由について「前作のヒロインは新米教師の設定でしたが、今回は鬼塚と年齢が近く、“大人”の設定。鬼塚に物怖じせず、むしろ互角に張り合える度胸、さらには前作にはない鬼塚とのラブストーリーをイメージさせる上でも比嘉愛未さんが最初に思い浮かびました」と明かした。
松嶋菜々子、瀧本美織に続く3代目のヒロインに決まった比嘉は「『まさか自分に!?』と思いました。『GTO』は自分が学生の時に毎週見ていて、学生ながらに心を動かされたとても思い出のある作品です。(鬼塚役が反町隆史からAKIRAに代わったときは)AKIRAさんの演じられる『GTO』('12年)がどんなふうに作られるのかなと思い見ていました。新シリーズということで、プレッシャーもありましたが、参加させていただきとてもうれしいです」とコメント。また、初共演のAKIRAの印象を「鬼塚先生のような熱さと真面目さ、紳士的で優しい印象がありますね。教壇に一緒に立った時に、こんなふうにやればいいんだなと感覚をつかめた気がしました」と語った。
そんな藤川ほなみの役柄は、日々の雑務に忙殺されプライベートは充実せず、唯一のストレス発散方法はお酒という設定。副担任として赴任してきた鬼塚(AKIRA)に苦手意識を覚えるが、徐々に鬼塚の行動の中に教師の本質を見いだしていく。次第に鬼塚に引かれるが、ある事実が発覚して亀裂が走る。
比嘉は今回の役のために16年ぶりに髪を30cm切ったそうで、「実を言うと、ず~っと切りたかったのですが、勇気とチャンスがなかったんです。これまで優等生役も多かったのですが、今回の役は『このままでいいのかな?』『役者として新たな一歩を踏み出してみたい』と思ったのと、ちょうど『GTO』のお話が来たタイミングがうまくリンクして、髪を切ることができました。参考にしたのはアン・ハサウェイさんです。バッサリと髪を切られたことで、彼女自身の役の幅と魅力が一気に広がった印象がありました。(ショートヘアは)まだ自分でも見慣れていないですけれど、周囲の方からは『新鮮でいい』と言われてホッとしています(笑)」と明かした。
一方、鬼塚役のAKIRAは「比嘉さんはテレビや舞台などでも、コメディー要素も器用にこなされる方だと思うので、初共演できる事が楽しみです。また、ドラマのために16年振りに髪の毛を30cmもカットしたと聞いて、このドラマに懸ける気合や意気込みが凄くうれしかったです!! ロングの時とイメージが変わってさらにキレイになり、ドキッとしてしまいました! ロングヘアの方が女性らしさって出る気がしますが、比嘉さんはショートカットにされたことで、女性らしさと品がさらに増したような気がします。でも、そんな女性らしさや品があるのにもかかわらず、ほなみ先生のお酒好きで酔っぱらってストレスを発散しているというキャラを演じられるのも楽しみですね」とコメント。さらに、24名の生徒たちの印象を「前作の生徒はいい意味でキャピキャピとして高校生っぽかったんですが、今作の生徒の皆は大人っぽいというか、一人ひとり落ち着いている印象。でも、ひとりひとりに個性があって、それぞれが“近くにいそうな高校生”っていう雰囲気が出ています。後は、子供の頃から知っている後輩、GENERATIONSの2人(片寄涼太、佐野玲於)も生徒役で出演しているので変な感覚ですね(笑)。社会人になったんだなと感慨深いです」と笑顔で語った。最後に、“新生”「GTO」のスタートに向けて、「皆さんの人生の物語の中に『GTO』もしくは鬼塚も参加させてもらえたらうれしいです。この夏は『GTO』とともに熱い青春を過ごしてもらえたらうれしいので、楽しみながら見てください!!」とアピールした。
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