放送中のドラマ「新解釈・日本史」(TBSは毎週火曜深夜)に出演しているシソンヌにインタビューを敢行。ムロツヨシが主演の同ドラマは、歴史上の偉人たちの本当(!?)の姿を福田雄一監督が“新解釈”で描く一話完結のシチュエーションコメディー。レギュラー出演のコントユニット・シソンヌにドラマの収録にあたって心掛けていることや、見どころなどを語ってもらった。
――このドラマの概要を聞いた感想は?
長谷川忍:「本当にドラマなんだろうか?」と思ったのが第一印象でした。そして、(出演する)メンバーを見て、さらにとんでもないことになりそうだなと…。
じろう:面白そうだなぁと思いました。でも、「偉い教授さんとかに怒られないかなぁ?」とも思いました(笑)。
――毎回さまざまなキャラクターを演じられていますが、収録に当たって何か心掛けていることはありますか?
長谷川:時代劇なので、自分の体の大きさが目立たないように猫背にしました!
じろう:自分にしかわからない程度にちょっと東北なまりを入れてみたり、声色を変えたりしましたが、案の定、誰にも気付いてもらえませんでした(笑)。
――主演のムロツヨシさん、福田雄一監督の印象は?
長谷川:ムロさんは、主演ということもあって空気を作ってくれたり、アドバイスをくれたりしました。でも自分の長いせりふがあるとそこの部分ばかり練習させられていたような気がしました。福田監督は、基本は演者に任せてくれます。でも、僕らが“芸人”ってこともあるのか、役者さんたちには演出を具体的に言うんですが、(僕らには)「頼むよ~」としか言ってくれず戸惑いました(笑)。
じろう:ムロさんは、「ザ・親戚のお兄ちゃんにいてほしい人No.1」です! 気さくでテキトー(笑)。面倒見もとてもいい!! 福田監督は、豪快! 「三国志」の“董卓”のイメージ。天下を取るけど、寝首をかかれそう(笑)。
――撮影時の裏話などあれば、お聞かせください
長谷川:共演者の浦井健治さんは差し入れがなぜか「駄菓子」でした。謎のチョイスです。
じろう:普段は気さくで現場の雰囲気を良くしてくれたムロさんが、上地(春奈)さんが「お触れ」というせりふを20回近く「お布施」と言い間違えたとき、かなりイライラしてました。そのあと、ムロさんも自分の長せりふを何回も失敗していて、「こいつ、かわいいヤツだな」と思った(笑)。
――「宮本武蔵」の回について、「個人的にはこう思う」「こうあってほしい」といったお二人なりの"新解釈"をお聞かせいただけますか?
長谷川:僕は時代が時代なので、相手の顔が分からずにお互い巌流島で違う人物と戦っていたという“新解釈”です。
じろう:宮本武蔵は“二刀流”と言われているが、実は両手が刀に改造されたサイボーグ。食事の世話をしていた佐々木小次郎に手が当たったとき、過って切ってしまってそこから険悪な関係になったという“新解釈”。
――「宮本武蔵」の回の見どころは?
長谷川:みんなでやる掛け合いのシーンに注目してほしいです!!
じろう:“格好いい男”の代名詞と言っても過言ではない「宮本武蔵」が村人たちに振り回されていく哀れなさまを見ていただけたら!
――もし、2期があるとしたら、やってみたい歴史上の人物はいますか?
長谷川:2期があるならば、「ナポレオン」をやりたいです! 本当は全然寝ていたり、ダラダラしていたりするナポレオンとか! それに「大奥」の“新解釈”もやってみたいですね。あと、「忍者」などもやってみたいです!! 忍者コントになるかもしれませんが(笑)。
じろう:「三国志」が好きなので、「馬超」がやりたいです!! ムロさんに“お爺さん”の演技を褒められたので「黄忠」でもいいです。
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