「題名のない音楽会」が50周年記念コンサートを開催! 佐渡裕が新たなページをめくる!!

2014/05/22 05:23 配信

音楽

「題名のない音楽会」の誕生50年記念コンサートに集まった豪華アーティストたち(C)テレビ朝日

毎週日曜に放送中の音楽番組「題名のない音楽会」(テレビ朝日系)が、番組誕生50年を祝した“50周年記念コンサート”を開催。5月25日(日)から10週にわたって特別企画を放送するトリを飾るべく、豪華アーティストが夢の共演を果たした。四代目番組MCの世界的指揮者・佐渡裕は「僕自身がこの番組を見て育っていますから、番組の大変大きな節目の年に、司会をやっていることを不思議に感じます。豪華なサントリーホールでいい50周年を迎えられると思います」と、心境を明かした。

同番組は、'64年にスタートし、ことし放送50年を迎えるテレビ朝日の最長寿番組。“発展と音楽”をテーマに、常に新たなチャレンジを続けながら、本格的なクラシック音楽も楽しむことができるエンターテインメント番組として幅広い層に支持されている。クラシック界の大御所から未来のスターまで毎回変わるゲストによる演奏と、その演奏をより楽しむためのトークで進行。また、公開収録のスタイルで収録されることから、これまで多くの視聴者に本物のクラシック音楽と直接触れ合う機会を提供してきた。その功績が評価され、'09年5月にはギネス・ワールド・レコーズ社が「世界一長寿のクラシック音楽番組」として認定した。

単に音楽番組として上質な音楽を追求するばかりでなく、'11年に発生した“東日本大震災”のすぐ後には、復興支援として2週にわたって「東日本大震災 復興応援 ~今、音楽にできること」を放送。当初予定していた、メーンスポンサーである出光興産の創業100周年を記念するガラコンサートの企画を急きょ変更し、被災地へ向けて音楽の持つ“力”、そして“祈り”と“勇気”を届けた。もちろんそれだけにとどまらず、'13年3月には「東北から響け!」と題して宮城・仙台から放送したり、ことしの3月にも福島・郡山で行われた公開収録の模様を届けたりするなど、音楽で被災地を熱く支援し続けている。

番組が産声をあげてから50年になることし、10週にわたって50周年にまつわる特別企画を放送。10週を貫くテーマを「50年の歴史を未来へ」とし、番組にゆかりの深いベテランから若手まで、番組が築き上げた人脈と企画力で盛大に祝う。50周年企画のトリを飾る「バースデーコンサート」には、“歌謡界の歌姫”天童よしみ、クラシック界の歌姫・森麻季、ポップス界の歌姫・平原綾香による異ジャンルの歌姫たちの夢のコラボや、司会の佐渡とも親交の深いさだまさしと、世界的バイオリニストの庄司紗矢香の初共演など、一夜限りのコラボが実現。さらに、福井敬や浜田理恵、古部賢一、エリック・ミヤシロ、宮田大ら日本を代表する音楽家たちが顔をそろえ、半世紀続く番組の新しいページをめくる。

あらためて番組の魅力について、司会の佐渡は「基本的に番組はオーケストラが舞台にいて、お客様が前にいるというスタイルを取り続けてきました。普段、遠い存在にあるオーケストラを、日曜日の朝に、演奏会場の楽しさと共にお茶の間に届けられることが、最大の魅力だと思います。また、海外で仕事をすることも多いんですが、海外のオーケストラから50年も音楽番組が続いているというのはすごいと驚かれます。ヨーロッパでもクラシック音楽をベースにした番組はなくなってきています。出光興産という一つのスポンサーがずっと支え続けてくれるこの番組の大きさは、すごく誇らしいことです」と、胸を張ってアピールした。