映画「オー!ファーザー」の初日舞台あいさつが5月24日に東京・角川シネマ新宿で行われ、主演の岡田将生をはじめ、忽那汐里、佐野史郎、河原雅彦、柄本明、藤井道人監督が登壇した。
同作は、50万部を超える大ベストセラーとなった伊坂幸太郎の同名小説を映画化したもの。4人の父親がいる高校生・由紀夫(岡田)が、たまたま窃盗を目撃したことから事件に巻き込まれてしまう。そして、愛する息子・由紀夫を救うために個性豊かな4人の父親たちが奮闘するサスペンスコメディー。
岡田は初日を迎えた感想を「ソワソワしています。きょうは白い衣装を用意してもらったんですけど、先ほどコーヒーをこぼしてしまいました(笑)。隣に柄本さんがいることにも緊張しています。こんなに緊張した初日はあんまりないです(苦笑)」と、舞台裏での失敗エピソード語り、自身の緊張ぶりを明かした。
同作や映画「悪人」('10年)、「アントキノイノチ」('11年)などの作品で共演している柄本に“俳優・岡田将生”の印象を司会者が尋ねると、「あの…。『悪人』で共演したときに思いっきり(岡田に)頭をコンクリートにぶつけられ、頭にきた!と思って!!」と、ひどい目にあわされたかのように告白。すると、岡田は慌てて「それは違うじゃないですか!!」と、現実の出来事のように話す柄本にあくまで“演技”だと主張。二人の息の合ったやりとりに、会場が笑いに包まれた。
そんな中、父親役を演じている村上淳と宮川大輔から舞台あいさつに駆け付けられなかった代わりにビデオメッセージが届いた。VTRは村上の「レツゴー三匹の“じゅん”で~す!!」というボケから始まり、宮川と漫才のような掛け合いで会場を盛り上げた。VTR終了後、司会者が岡田に感想を聞くと「本当に“素敵”なお父さんたちでしょ?」とニッコリ。「(みんな)自由なの。(撮影)現場も自由!! 僕はまとめるのみ。それのみです(苦笑)」と個性あふれる俳優陣に囲まれたことの苦労(!?)をほのめかし、会場の笑いを誘った。
最後に、岡田は「僕自身この映画が大好きで、そして佐野さん、河原さん。宮川大輔さん、村上淳さんといった4人のお父さま方を見てくだされば、この映画の良さや、また違った家族のあり方などを感じてもらえるんじゃないかなと思います! きょうは本当にありがとうございました!!」と感謝の言葉で締めくくった。
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