映画「青天の霹靂」の初日舞台あいさつが5月24日に都内で開催され、大泉洋、柴咲コウ、劇団ひとりが登場した。同作は劇団ひとりの同名小説を原作とし、自らメガホンをとった待望の監督デビューを果たした作品。人生をあきらめかけた39歳の売れないマジシャン・晴夫(大泉)が40年前の東京・浅草にタイムスリップし、生き別れたはずの父親・正太郎(劇団ひとり)と母親・悦子(柴咲)との出会いを通して、自分の出生の秘密を知っていく。
主演の大泉は「『青天の霹靂』という映画の初日がこんなにも“青天”になったということで、ありがとうございます!」と満面の笑みであいさつ。続けて「私は、皆さんがご存知のように“雨男”でして、きょうは“曇天”の霹靂にならなくて本当によかったと思います! 本当にありがとうござました!!」と話し、感極まって(!?)号泣した。
続いて柴咲も「人間関係をきちんと描いている作品に出たいなぁと常々思っていたので、こういった人間関係や家族愛が描かれた作品に出られて…本当に幸せです! ありがとうござました!!」と言葉を噛みしめるよう涙ながらに語り、客席の笑いを誘った。
それを受けた劇団ひとりが「…あのね、“泣き芸”は僕のものなんで! それを先にやるこの二人!! 最低だと思います!!!」と大号泣し、“泣き芸”の見事なチームプレーで会場を爆笑の渦に包んだ。
檀上には、同作のマジック監修をした魔耶一星氏も登場。大泉や劇団ひとりを指導していた魔耶氏は「大泉さんはマジックをやるときに、『何の意味があるんだ!』というのが口癖で…」と大泉がネチネチと文句ばかり言っていたことを暴露。すると、大泉は「なんでここで僕の文句言うんですか! 後で言ってくれればいいのに…」といじける場面も。
さらに、初日に駆け付けた観客へ感謝の気持ちを込めて“劇団ひとりの空中浮遊マジックショー”が行われた。ステージ中央の二つの椅子の上に渡された板に劇団ひとりが寝そべり、椅子と板をどかしても劇団ひとりが浮いたままに。それを見た大泉は「シルク・ドゥ・ソレイユみたいになってましたよ!」と大はしゃぎした。
最後に、劇団ひとりは「本当に最初で最後だと思って1分1秒にこだわってつくりました! もし、気に入っていただけたら10年に1回、20年に1回でもいいので見てくださったら非常にうれしいです。本当にありがとうございました!!」と映画をアピールした。
この記事の関連情報はこちら(WEBサイト ザテレビジョン)