毎週木曜夜9時より放送中の小栗旬主演ドラマ「BORDER」(テレビ朝日系)の第8話『決断』で、石川(小栗)が1話の冒頭で撃たれた事件の“真相”が明らかになる。大森南朋が出演するラストエピソード『越境』の前に到来する、思いもよらぬ真実の闇が渦巻くその事件の真相と石川が下す“決断”に注目が集まる。
5月29日(木)放送の第8話『決断』は、銃器や薬物などを取り締まる組織犯罪対策部第五課にかつて所属していた元刑事・荒木(飯田基祐)が、至近距離から眉間を撃たれ殺される事件が発生。管理官・鴨川(北見敏之)の指揮のもと捜査が始まるが、使用された弾から犯人の手掛かりを得ようにも潰れてしまっていて、線条痕は採れそうにない。その銃撃方法と弾の状態を目の当たりにした特別検視官・比嘉(波瑠)は、かつて石川の頭部を撃った犯人が起こした元警察官銃殺事件と手口が酷似していると指摘。だが、そんな比嘉を石川の上司・市倉(遠藤憲一)は「憶測だけでうかつなことを口にするな」とたしなめるなど、何やら不穏な動きを…。
そんな中、既に自らの銃撃事件について調べていた石川は、両事件に隠されたもう一つの共通点に気付く。それは前回銃殺された元刑事・植田(小村裕次郎)も以前、荒木と同じ組対五課に所属していたという事実。石川は両事件、そして自らが撃たれた事件の犯人を突き止めるためにも、荒木と植田のさらなる接点を探る。通常の捜査と並行し、死んだ荒木から犯人を聞き出すため、人知れず特殊能力で荒木との接触を試みる石川だったが、接触のチャンスはなかなかめぐってこない。そんな中、またしても同じ手口の事件が起きてしまう…というストーリー。
ついに訪れる、石川が死者と対話する能力を身につけるきっかけとなった事件の真相。テレビ朝日の山田兼司プロデューサーは「この8話で石川が最初に撃たれた事件の真犯人が分かります。ある意味ではこれが最終回と言ってもいいのかも。今回と来週でどちらも最終回のような感覚ですね。来週放送の『越境』では、石川が大きな“BORDER”を越えます。それは刑事としてというだけにとどまらず、一人の人間としてもと言ってもいい。金城一紀さんが最初からこの結末を描きたかったということですが、見る方にはすごい衝撃を与えると思います!」と、意味深な表現でアピールした。最終回を前にして迎える大きな山場で、金城ワールドが限界を超越したフルスロットルの展開を見せる。
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