壇蜜が六角精児と対談!「お金と刑務所の話で盛り上がりました」

2014/06/04 05:00 配信

芸能一般

「ミュージック・ポートレイト」にゲスト出演する六角精児と壇蜜(写真左から)(C)NHK

NHK Eテレで6月12日(木)と19日(木)に放送される「ミュージック・ポートレイト」(夜11.00-11:45)にゲスト出演する壇蜜にインタビューを敢行。同番組は、毎回二人の出演者がそれぞれ“人生の大切な10曲”を持ち寄り、2夜に分けて人生を語り合う。今回は壇蜜の他に六角精児が登場した。収録を終えた壇蜜に番組の感想や見どころなどを語ってもらった。

――収録を終えての感想をお聞かせください。

第1夜と第2夜の収録が4、5時間くらいかかったと思うんですけど、だいたい会話の70%くらいがお金と刑務所のお話で盛り上がりました(笑)。

――六角精児さんとの対談はいかがでしたか?

以前、番組企画のコントで共演したことはあるんですけれど、その時はちゃんとしたお話ができませんでしたので、きょうみたいに向かい合ってじっくりお話しするのは緊張もありましたが楽しかったです。

――六角さんは洋楽を多く選曲されていましたが、壇蜜さんは普段洋楽をお聞きになりますか?

洋楽は聞きますけど、どうしても邦楽の歌詞が分かりやすいですし、すぐに自分の語彙で解釈できて青春時代や学生時代の気持ちを感情移入できる邦楽をよく聞きますね。私の場合は、女子校育ちで学生時代はちょっとおキャンな部分もあったので、特に洋楽よりも邦楽の分かりやすさに転んじゃったのかもしれないですね。でも、大人になってからようやく洋楽を聞くようになって、英語の歌詞の意味とか歌い手さんの人となりが分かるようになったので、視野が広がった証拠なのかなぁって思います。

――六角さんが選んだ曲を聴いてみたいと思われましたか?

六角さんが選曲されたフォークやブルースなどは自分にはほとんどなじみはなかったんですけど、動画サイトとか音楽サイトとかで簡単に手に入れられる時代ですから、きょうの収録で聴いた曲はもう一度聴きたいなぁと思いました。

――自分の選曲を通して人生を語り合うのはいかかでしたか?

音楽の情報を交換するなんていうのは、自分のウォークマンの中を見せ合いっこしてるみたいでちょっと恥ずかしかったんです。でも、六角さんとは世代や育ってきた背景、タレントとしてのキャリアも全然違いますから、音楽という共通点からお互いの情報を交換できたのはうれしかったですね。

――音楽からどんな共通点を発見できましたか?

私たちの場合は“お金”の話に通じるものがありました。お互いに、必ずしも人生でうまくいっているばかりじゃなかったというところが世代や性別が違えど共通していると思う節はありましたね。

――最近心にグッと来た曲はなんですか?

松浦亜弥さんの「桃色片想い」ですかね。動画を見てただびっくりしました。私に「桃色」はもう無理だって思いましたし、何もかもが遠くて宇宙を感じました。「私にもこんな時代があったんだ! うわぁまぶしい!」って思いました。(お寺の線香の)煙を浴びるような感じで、ありがたかったです。

――第1夜の見どころは?

子供の頃のことをかなり詳しくお話ししているので、六角精児さんという俳優、壇蜜というタレントが出来上がる前のエピソードですね。

――「ミュージック・ポートレイト」の魅力は?

お互いの共通点が“音楽”しかないので、その1個の共通点だけでどこまでお話しできるかっていうのはすごく実験的な番組だと思うんですよ。盛り上がるか盛り上がらないか分からない中で、私と六角さんが作ったお話の世界と音楽の世界が、どれだけ皆さんに楽しんでいただけるかというのは六角さんの言葉を借りて言えば“ちょっとしたギャンブル”だと思いますね(笑)。