'66年にフジテレビ系で放送された青春ドラマ「若者たち」をベースに、新たな現代版として7月9日(水)からスタートするフジテレビ開局55周年記念ドラマ「若者たち2014」。演出を「北の国から」シリーズ('81年ほか、フジテレビ系)で知られる杉田成道が務め、普遍的な悩みや現代ならではの問題に向き合っていく5人きょうだいを妻夫木聡、瑛太、満島ひかり、柄本佑、野村周平が演じることで話題になっている。今回、5人きょうだいに関わってくる人物としてすでに発表されている蒼井優、橋本愛、吉岡秀隆に加え、新たに長澤まさみが出演することが発表された。
訳あって都会に対する羨望を捨てて実家に戻ってきた女性、屋代多香子を演じる長澤は、5月上旬に一足早くクランクインした妻夫木ら8人にポスター撮影の現場から加わり、そこで初めてメーンキャストの9人が勢ぞろいした。
屋代多香子の役どころについて長澤は「実家や地元が嫌いで、実家を捨てて夢を追いかけて上京したもののうまくいかず、また地元に戻るという設定です。多香子は今のままではなく、『私はこうなりたい』という貪欲さや好奇心がすごくある人だと思います」と語った。また、今回の衣装や髪形について 「この衣装や髪形が決まったのは、実はきょう(ポスター撮影日)なんです。実際にこの髪形で衣装を着てみるとその役柄に入れる気がして、とても楽しみです」と話し、6月7日(土)から始まる撮影に期待を膨らませた。さらに、杉田監督作品の印象について「“リアリズム”というイメージがあります。『北の国から』が大好きなので、この作品に携われてとてもうれしいです」とコメント。 6月3日に誕生日を迎え、27歳になってから初めての仕事になるが、心境の変化を「26歳と27歳の響きって違うんだな、と感じています。27歳という響きは大人ですが、中身は子供だなと思います。でも、今すごく恵まれた環境でお仕事と向き合えているので、幸せだなと感じています」と笑顔で語った。
プロデューサーの石井浩二氏は長澤の起用理由について「すでに発表した個性あるきょうだいたちに、また違った形で影響を与えてしまう重要な役柄。異彩を放つ強烈なキャラクターを演じてもらうことを考えると、どうしても長澤さん以外考えられませんでした」と答えた。
なお、森山直太朗による本作の主題歌「若者たち」は、ドラマ初回放送日の7月9日(水)に配信がスタートし、8月13日(水)にシングルCDがリリースされる。
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