6月23日(月)に放送される月曜ゴールデン「芸者弁護士 藤波清香」の囲み取材が都内にて行われ、主演の高島礼子が応じた。
同作は、元芸者の弁護士・清香(高島)の元に、口論中に父親を階段から転落させてしまい、殺害したという男性が訪れる。その男性は自首を決意し、清香に警察へ同行してほしいと頼む。清香は願いを聞き入れ、その男性と一緒に警察へ。だが、刑事の田所(金山一彦)から現場検証の結果、死因はナイフによる失血死だと聞かされる。清香は真相究明のため動きだす。
高島は、台本を読んでの第一印象を「何てせりふが多いんだろう(笑)」と語り、「陪審員制度になってからの説明に加えて、裁判の流れで検事と弁護士が情報を交換して裁判を円滑にしていくというシステムがちょうど導入されたばかりだったので、“説明ぜりふ”がすごく多かったんですよ。数多くの作品をやってきて、こんなに余白がない台本は初めて!!」と驚きをあらわに。
清香を演じるにあたり「一回り下の彼氏がいるところにちょっと抵抗がありました(笑)。でも清香にしてみれば普通のことで、あまり違和感を出したくないなぁと思いました。そして、(清香の)実家が置屋で元芸者であるということを弁護士にリンクさせたくないと思い、弁護士として一生懸命やっているという差を出したいなと思いました」と演じる上での狙いを話す。
撮影時に印象的だったことについて、高島は、「法廷内のシーンのロケ場所にたまたまキッチンがありまして、(共演者の)金山一彦くんが腕を振るってくれたんです。豚汁を作ってくれて、ちょっと忘れられなかったですね(笑)。本当においしい!! 心が癒やされました。緊迫する法廷でのシーンだったので、ちょっと救われました」と、和やかなエピソードを告白。
一回り下の恋人・多喜男役の石垣佑磨との共演に関して、高島は「最初は違和感がありましたね(笑)。ちょっと意識しちゃいました。(石垣が)大丈夫かな? 嫌がってないかな? こんなオバサンで、と思ったんですけど、石垣くんが老けているのか? 私が若いのか?(笑)。 石垣くんは、かなり言うことがしっかりしていて落ち着いているんですよね。だから、意外と違和感はなかったと思うんですが…(ドラマを)見てくれる人はどうかなぁ~。実際は(石垣とは)一回り以上年齢が違うから…15歳くらいは離れていた気がする(笑)」と明かす。
最後に、「かなり思い入れのある作品です! みんなで頑張って作った作品なので、より多くの人に見ていただきたいです。あともう1回チャレンジしたいという気持ちが大きいですね。自分では、一生懸命やったつもりですが、踊りとかもっと頑張れたんじゃないかな?と振り返ってみるとそういうふうにも思うので、もう1回チャレンジできたらうれしいです!!」とシリーズ化へ向けて意欲を見せた。
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