観客の投票で出演者が決定する舞台「16人のプリンシパルtrois」も幕を閉じ、7月9日(水)には新曲「夏のFree & Easy」をリリースする乃木坂46。先日行われた「AKB48 37thシングル選抜総選挙」では、乃木坂46とAKB48を兼任する生駒里奈が14位で選抜の仲間入りを果たした。また、ことし2月にはSKE48の松井玲奈の兼任も発表され、今回は彼女を加えて初の新曲リリースとなる。
AKB48の「公式ライバル」として発足して3年、今まさに一つの転機を迎えている乃木坂46。メンバーの秋元真夏、井上小百合、斉藤優里、大和里菜が今の率直な気持ちを語ってくれた。
――総選挙当日の乃木坂メンバーはどんな様子でしたか?
秋元「私は総選挙をテレビで見ていたんですけど、生駒(里奈)ちゃんが名前を呼ばれた瞬間は、大泣きしちゃいました。私だけでなく、見てたメンバーもみんな大泣き。だけど、当の生駒ちゃんはオロオロして、猫背でおばあちゃんみたいで(笑)。どんなステージに立っても、生駒ちゃん変わらないなとすごい安心しました」
斉藤「『プリンシパル』の公演中だったから、投票で選ばれて舞台に出ることが目標なんですけど、あの日ばかりは総選挙も見たかった!(笑)」
秋元「当日の生駒ちゃんは昼公演だけ出て出掛けて行ったんですけど、昼公演ではみんなアドリブで総選挙のこと言ってたんですよ」
斉藤「生駒ちゃんを褒めるせりふのときに『この人、某アイドルグループと兼任していてすごい忙しいらしいけど、毎日頑張ってるんだよ』って言ったら、生駒ちゃんが『ゆったん、今そういうこと言われると泣いちゃうから、ヤメて!』って返されて、心がアツくなりました」
秋元「正直、生駒ちゃんの兼任が決まったときは、複雑な心境だったんです。AKBの方に行っちゃうのかな? どうなっちゃうのかな?って。でも、14位に入ったときは本当にうれしかった!」
――—総選挙後の第3幕では、生駒さんの14位入りを発表したそうですね?
秋元「はい。選抜入りを発表したら、ファンの皆さんがすごく喜んでくれて」
井上「盛り上がりがスゴくて、泣きそうでした」
MVもストーリー仕立てのものが多く、「プリンシパル」の公演も今年で3年目。演技を中心としたグループとしての注目も高いが、「プリンシパル」は観客の投票で出演者が決まる、メンバーにとっては試練の日々だったよう。
秋元「『プリンシパル』はメンバーにとって厳しい公演ではあるんですけど、ファンの方も楽しみにしてくれているみたいで。年に1度のイベント化しています」
井上「今回は松井玲奈さんが加わったことで、乃木坂の稽古場も前よりピシっと締まった気がしました。私は『プリンシパル』が本当に苦手なので、稽古場でもテンションが低かったんですけど(笑)、松井さんが笑顔で脇を突いてきて、『元気出せ』って。そうやって心をほぐしてくださって、本当にうれしかったです」
――「プリンシパル」が苦手な理由は、やはり投票されること?
秋元「はい。選ばれるとか、選ばれないとか、本当に毎日苦しかったんです…。それに今回は1幕のコントも難題で。決まった台本の中で、笑いを取るのって本当に大変なんです。しかもリピーターの方もいらっしゃるので、同じことはできないですし…」
大和「私は笑いのセンスがないので、毎日、休みなくコントをするのが本当に大変でした」
秋元「後半は物まね合戦になってたよね?」
大和「だって、素の自分じゃウケないんだもん!(笑)」
斉藤「何回、ヘン顔したか分からない!」
秋元「でも、お客さまに楽しんでいただくことが、何よりの救いですから! 楽しんでいただけるように頑張りました」
――舞台だけではなく、乃木坂はシングルごとに選抜が流動的ですね。
斉藤「今回の『夏のFree&Easy』の選抜には私たちも入ってますが、もしかしたら次はいないかもしれないし…。『福神』(ステージの前方で歌うメンバー)も『七福神』や『八福神』など毎回人数が違うんですよ」
大和「今回は『10福神』だもんね」
秋元「確かに選抜17人の半分以上が福神って…」
斉藤「残りの7人のツラさ、分かりますか!?(笑)」
大和「その分、ファンも応援のしがいがあるかもしれないね」
周囲はみなライバルという状況でも、メンバー同士は非常に仲が良く、結束力は強い。8月には全国ツアーも開催される。
井上「8月30日(土)には、東京・明治神宮球場でライブをするんです。乃木坂の単独ライブとしては初となる野外なので、すごく楽しみ! ぜひいらしてください!」
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