羽生結弦が故郷への思いを込めてスケーティングを披露!

2014/06/18 18:10 配信

芸能一般

仙台出身の羽生結弦選手が復興支援ソング「花を咲く」に合わせて、復興への思いを表現する(C)NHK

ソチオリンピックで金メダルに輝いたフィギュアスケート選手の羽生結弦が、NHK復興支援ソング「花は咲く」に合わせて、スケート演技をする「花は咲く~羽生結弦ver.~」が制作され、NHKで6月25日(水)から放送開始となる。

「花は咲く」は、被災地に関わりの深いサンドウィッチマン、マギー審司、中村雅俊ら34組の著名人がリレー形式で歌いつなぐチャリティーソング。今回の新バージョンの制作に合わせ、作曲者の菅野よう子が新たに曲をアレンジし、羽生選手と親交のあるシンガーソング・ライターの指田郁也が歌とピアノ演奏を担当している。

収録は東日本大震災で被災した羽生選手が小さい頃から練習をしていたスケートリンク「アイスリンク仙台」で行われた。被災のショックから立ち直り、栄光の金メダルをつかみ、被災者に勇気と感動を与えた羽生選手の、故郷・東北の復興への願いを込めた渾身の演技が披露される。

羽生選手は出演の理由を「これまで自分は被災地に対して何ができたのだろうと考え、少しでも被災地のためになる活動ができるのであれば、どんどんしていきたいと思い、引き受けました」と語る。さらに「これを見た方々が、少しでも震災があったこと、多くの犠牲があったことを思い出して、ここからまた何ができるかを考えるきっかけにしてほしいです。ずっと被災地について考えていくことが僕の大きな使命だと思っています」と演技に込めた思いをあらわに。

また、収録を行ったアイスリンク仙台について、「僕のスケートが生まれた場所。羽生結弦というスケーターが生まれた場所。海外に練習拠点があっても僕にとってはここが帰ってくる場所。そういう感覚です」と思い出の地への気持ちを明かした。