“峯田和伸×池松壮亮”演劇ファン大注目の舞台がついに幕開け!

2014/07/10 22:50 配信

芸能一般

舞台「母に欲す」の公開稽古前の取材に応じた(左から)田口トモロヲ、池松壮亮、銀杏BOYZ・峯田和伸、三浦大輔

7月10日から東京・パルコ劇場にて上演が始まった舞台「母に欲す」の公開舞台稽古がその前日に行われ、主演の峯田和伸(銀杏BOYZ)と池松壮亮、田口トモロヲ、作・演出を手掛けた三浦大輔が報道陣の取材に応じた。三浦大輔の映画作品で主演を経験している峯田と池松の初共演や、映画とは違う舞台で見せる演技にファンの期待は加速中。さらに、舞台音楽を「あまちゃん」の音楽を手掛けた大友良英が担当し、強力タッグで“息子と母親”の物語を描く。

三浦は「ずっと抱えていたテーマではあったのですが、なかなか母親に対しての思いをさらけ出すのは恥ずかしくて避けていた」と語りつつも、「今回、ベストメンバーに近い方々に集まっていただいて、モチベーションも高まり、やることにしました」とコメント。また、三浦は以前の取材で今回のキャスティングについて「映画で信頼関係ができた役者さんを、自分のフィールドの舞台に引きずり込んでくることにためらいはあったのですが…二人(峯田、池松)とモノをつくることをもう一度やってみたくて、あえてキャスティングした面もあります」と告白しており、今作への強い思いをうかがわせた。

一方、初の舞台となる峯田は「公開舞台稽古の前日の夜2時くらいにせりふが追加になって…そこから眠れなくて、台本がどんどん変わっていくという夢を見て…」と明かし、「はじめてのことが多くて、やってみないと分からない」という不安も吐露。だが、映画「アイデン&ティティ」('03年、田口監督、峯田主演)をきっかけに峯田が“東京の父”と慕う田口から、「(峯田くんは)全身全霊で、本気で、ガチンコで、どんな場面にも挑んでいく」と絶賛を受け、さらに弟役の池松からも「峯田さんの魅力は一言二言では言い表せない。本当に尊敬しています」と告げられると、「ありがとうございます」と照れる場面も。

そんな今作のもう一つの魅力は音楽。主題歌「母に欲す」は三浦が作詞を手掛け、峯田と大友が作曲したもの。三浦が「完成した詞を峯田くんに見せたとき、峯田くんが別で作っていた曲の詞と一緒で」と制作エピソードを語ると、峯田も「“銀杏”で作っていた曲で、母親に向けた曲ではなかったのですが、『あなたに伝えたいことがあります』という部分が同じで」と三浦との“共鳴”を明かした。