事件現場に残された遺留品から事件を解決する刑事の活躍を描く上川隆也主演ドラマ「遺留捜査」(テレビ朝日系)が、8月9日(土)に新作スペシャルドラマとして復活することが分かった。上川は「糸村(上川)を“野放しにしたらどうなるのか?”という観点から存分にご堪能いただけます。新たな事件や人との関わりの中で、彼のどんな側面が見えてくるのか、僕自身も楽しみです」と、ハマり役の再演を喜んだ。
「遺留捜査」は、'11年4月クールに水曜夜9時枠の連続ドラマとして産声を上げると、約1年に1回のペースで計3シリーズ連ドラとして放送。事件を解決するだけでなく、遺体が訴えたかったメッセージを代弁する糸村の遺族の心情をも救う優しさと、超マイペースで空気を読まない不思議なキャラが視聴者を魅了し、高い支持を獲得してきた。連続ドラマの続編として制作された'13年11月10日放送のSPドラマ第1弾では14.0%(数字はビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録し、根強い人気を証明した。
今回は“遺留品をヒントに事件の裏に隠された人間模様を丁寧にあぶり出す、泣ける刑事ドラマ”というフォーマットはそのままに、発生する事件のディティールや糸村ら登場人物たちの動きに次々と広がりを持たせる。東京・月島中央署の刑事として活躍する糸村が、出先の千葉で偶然目撃した誘拐事件を解決に導くべく、現場に落ちていた遺留品「東京~長崎間の寝台特急の切符」を手掛かりに東奔西走。独自の捜査を展開し、期せずして“広域捜査”に挑むことに。病院での立てこもり事件に巻き込まれ、隔離された空間の中で“潜入捜査”を行った前回のSPとは一転、糸村はフィールドを広げて捜査に飛び回る。シリーズ初の旅情ミステリー要素も加えながら、さらに幅と深みを増す「遺留捜査」ワールドの展開が期待される。
さらに、7月19日(土)~8月24日(日)にテレビ朝日の本社もある東京・六本木ヒルズ全域を舞台に初めて開催する大型イベント「テレビ朝日・六本木ヒルズ 夏祭り SUMMER STATION」の一環として、「遺留捜査」のスペシャルイベントが開催されることも決定。8月6日(水)昼3時30分より、テレビ朝日本社1Fアトリウム内に設置された特設ステージ「ゴーちゃん。夏祭りステージ」で行われるイベントに、上川らレギュラー出演者が登場。とっておきの企画で、番組ファンとの交流を図る。
あらためて番組の魅力について、上川は「『遺留捜査』は、決して芯の部分がブレることのない主人公が、人と人とのつながりの中でさまざまな物語を紡いでいきます。引き合いに出すのはおこがまし過ぎるのですが、どこか映画『男はつらいよ』('69~'97年)のような風味を持ち合わせた、刑事ドラマとしてはちょっと風変わりな作品ですし、『遺留捜査』初体験の方にも安心して見ていただけると思います。もちろん、従来のファンの方には間違いなく楽しんでいただける作品。幅広い層の皆さんにご覧いただければと思います」と力強く語った。また、8月6日(水)のイベントについても「夏祭りのイベントで皆さまにお目にかかれるのを楽しみにしています。ぜひ足をお運びください」とアピールした。
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