大河ドラマ「花燃ゆ」で11人の新キャストを発表! 劇団ひとりが伊藤博文役に大抜てき!!

2014/07/13 00:19 配信

ドラマ

新キャスト発表会に登場した(前列左から)奥田瑛二、長塚京三、檀ふみ、井上真央、原田泰造、優香、(後列左から)大野拓朗、要潤、石丸幹二、北大路欣也、瀬戸康史、劇団ひとり

'15年に放送されるNHKの大河ドラマ「花燃ゆ」で、主演の井上真央が演じる文の人生と深く関わっていく人物を演じる11人の新キャストが発表され、7月11日に同局で行われた会見に井上のほか、長塚京三、檀ふみ、奥田瑛二、原田泰造、優香、北大路欣也、石丸幹二、瀬戸康史、劇団ひとり、要潤、大野拓朗が登場した。

同作は、吉田松陰の妹で幕末から明治にかけた動乱の時代を生きた女性・杉文の生涯を描いたもの。長州で生まれた文は松下村塾の塾生たちにかわいがられ、後に塾生で長州藩士の久坂に嫁ぐ。しかし、禁門の変で久坂は自決し、文は毛利家に仕えて嗣子・元昭の子守役になる。その後、亡き姉の夫であった群馬県令・楫取素彦の元へ嫁ぎ、名を美和子と変えて華族の妻として生きていく。

文の母・杉滝を演じる檀は、「文役の真央ちゃんとは『藏』('95年、NHK総合)というドラマでご一緒しまして、20年ぶりです。その時は叔母さんの役なんですけれども、今回は母親の役でご一緒できるなんて。20年前から『もう1回できたらいいね』って言ってました。本当に頑張り屋さんだった真央ちゃんがこんなに大きくなって、いい女優さんになって、これから1年ずっと真央ちゃんを支えてやれるのかと思うと、母親としてとてもうれしく思います。そして日本を創ったと言ってもいい松陰の母親を演じるということを、非常に楽しみにしております」と喜びを語った。

また、大河ドラマは「龍馬伝」('10年)で近藤勇を演じて以来となる原田は、「僕がやる梅太郎という人物は歴史的にはそこまで有名な人物じゃないんですけれども、この文、寿、敏三郎のお兄さんであって、松陰先生の2つ上の兄として杉家を温かく見守って支えてきた人物だと思っています。激動の長州を見守って、意志を受け継いで伝えていった立派な方です。だから、役作りも真心を込めて一生懸命頑張っていきたいと思います」と意気込みを語った。

一方、初代内閣総理大臣の伊藤博文を演じる劇団ひとりは「初めての大河でそうそうたるメンバーですし、初代総理大臣になった方を演じるというのは非常にプレッシャーですけれども、負けないように頑張りたいと思います。先ほどプロデューサーの方が楽屋にあいさつに来てくださいまして、『今回は“イケメン大河”ですから、イケメンにしかお願いしません。なので、劇団ひとりさんにお願いしました』とすごく半笑いで説明されました」と自虐ネタで笑いをとった。さらに、伊藤博文役と聞いたときの感想を「伊藤博文という大役を果たして僕がやっていいのかなと思ったんですけど、スタッフの方から『大丈夫です。伊藤博文はああみえて意外とチャラチャラしている部分がありますので、ひとりさんにピッタリです』と言われて、じゃあやりましょうとお受けしました」と裏話を明かした。

最後に井上は、「檀さんがお話されたように、7歳の時に共演させていただきました。私がその時初めて『女優さんになりたい』という気持ちにさせていただいた女優さんですので、いつかまた共演させていただきたいなという思いで頑張ってきました。こうして20年という時を経て、母親役を檀さんにやっていただくのは、とても光栄な事ですし、緊張の思いもあります。そしてこんなそうそうたる皆さまの中心に立って、主演をやらせていただくというのは本当にそうそう無いことですし、もう最後なんじゃないかなと思うので、腹をくくってやっていきたいと思います」と決意を新たにしていた。

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